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2007年7月 3日 (火)

内閣支持率

 7月1日に朝日新聞社が実施した世論調査によると,安倍内閣支持率が政権の発足以来最低の28%を記録したとか。このところ,何かと「内閣支持率」が話題になっていますが,この数字にどこまで意味があるのか,僕にとっては昔から大きな疑問です。

 まず,朝日新聞のこの世論調査は,「朝日RDD方式」という方式で全国の有権者を対象に電話調査したものらしい。「RDD方式」というのは,「Random Digit Dialing」の略で,ランダム生成された電話番号にダイアルして聞き取り調査する方法で,電話に出た人をそのまま調査対象者にするのではなく,その世帯の中から一定のルールによって有権者一人を選び出す方式らしい。電話調査ということは,平日の昼間に在宅して固定電話に出られる世帯が対象なんでしょうね(想像ですが)。つまり,ふだん働いて家にいない人は調査対象外。もうこれだけで,かなり偏った結果になるのが目に見えています。もしこれが電話でなくネットによる調査だったら,内閣支持率はもっと違った数字になるのかも知れません(もっと低くなる?)。

 また,同じ人の回答を追跡調査するわけではなく,毎回ランダムに選んだ違う人の回答によって「内閣支持率の変動」みたいなのを集計して,統計学的に意味があるんでしょうか? このあたりは専門外なのでよくわかりません。

 ところで,内閣に対する「支持」「不支持」って,そもそもどういう意味なんでしょうね。政策というのは多くの政治的行為の集まり。それぞれの行為に対して「支持」「不支持」があるはずで,トータルとしては簡単に判断できるものではないでしょう。「内閣支持か不支持か?」という「0か100か」のような質問自体がヘンだと思います。また,よくわからないのは,内閣発足直後に実施される世論調査。新内閣発足直後で実績が何もない段階で「支持か不支持か?」って聞かれても困りますよね。

 ということで,昼間働いている僕が内閣支持率の調査対象になる可能性はまずありませんが,万一調査対象に選ばれて「内閣を支持しますか?」みたいなことを聞かれたら,「『支持する』ってどういう意味?」と返してみようと思っています。

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