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2007年7月21日 (土)

なかなかのアイデア

 いろんな面白いアイデアがあるものです。

 大阪市の私立高校で,大学入試センター試験の結果だけで合否を判定する私大の入試を利用して,優秀な生徒の大学受験料を学校が負担し,志望校とは関係なく多数の有名私大を受けさせて合格実績を水増ししていたことが発覚。

 この生徒は,元々受けるつもりだった5学部・学科以外に,学校側から依頼された「関関同立(関西,関西学院,同志社,立命館)」の計68学部・学科にも出願し,計73学部・学科にすべてに合格。受験料と願書の送料計約143万円は全額学校側が負担したとか。この高校の2006年度の「関関同立」の合格者数は延べ144人と公表されているため,この生徒一人で半数以上の実績をあげた形になるらしい。

 僕が大学受験したころはセンター試験制度はなかったんですが,今は1回のセンター試験を受ければ受験申し込みするだけで何校でも受験したことになるという制度。実際に試験を実施しなくても受験料が手に入る私学にとっては「濡れ手に粟」みたいな制度ですが,それを逆手に利用して,受験料だけ払って高校の合格実績を上げるというのは,ちょっと笑えるけどなかなか巧みなアイデアです。感心しました。今は少子化の影響で生徒が少なく,私立高校は優秀な生徒を集めるのに苦労しているみたいですが,ここまでして合格実績を上げる必要があるんでしょうか。ちょっと悲しいです。

 そして,もう一つ。「年金記録問題への対策」と題した政府広報が新聞の折り込みで配布されたことに対して,民主党は,安倍首相が「公務員の地位を利用して選挙運動をした」として公職選挙法違反の疑いで告発状を東京地検に提出。これは,19日付の全国紙朝刊に折り込んで配布された政府広報が「年金問題と定率減税廃止について与党の主張をそのまま記載している。政府の名を借りた選挙運動への税金の流用だ」として告発したもの。

 毎日山のように入る新聞の折り込みは見ずに捨ててしまう僕は,この政府公報は見てないし,内容についてはわかりません(もっとも,見つけたとしても見ずに捨てたと思いますが)。また,選挙以外の期間に配布された政府広報との比較もできません。でも,たしかに,今の時代はどんな時でも政府の主張=自民党の主張なわけで,選挙期間に政府広報を配布したのは わざと なのか偶然なのかは知りませんが(たぶん わざと でしょうね),莫大な税金を使って政権与党の主張を全国民に配布するというのは,なかなかのアイデアです。さすがに政府・与党のやることはしたたかだと感心しました。

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