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2007年6月16日 (土)

こんにゃくゼリー

 今年3月,三重県伊勢市の男児(当時7歳)が市営の学童保育所でおやつに出されたこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡した事故に対し,死亡した男児の両親が製造元の「エースベーカリー」と伊勢市を相手取り,約7,500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたとか。これを受け,「エースベーカリー」は製品を回収する方針とのこと。

 こんにゃくゼリーは,普通のゼリーと違って,独特の弾力と心地よい固さがあり,僕はこの食感がけっこう好きですね。なかなかのアイデア商品だと思いますが,幼児や高齢者が飲み込んで窒息する事故が多く,1995年以来死者は計13人にもなるらしい。これだけ事故が起こっていて,その危険性は常識だと思っていたので,保育所のおやつで出すなんて非常識だと思いますが,メーカに損害賠償を求めるというのはちょっと疑問です。

 似たような事故で,毎年お正月などに,餅をのどに詰まらせて死亡する老人がいますが,これも本人や家族が気をつけるべきものでしょう。死亡事故が発生したからといって餅を製造した業者や餅をついた人が悪いとは思えません。こんにゃくゼリーもそれと同じで,子供に食べさせた親や保育所の責任だと思います。そもそもどんな食べ物でも,噛まずに飲み込んだら危険でしょう。こういう事故を理由に,正月の食卓から餅が消えるようなことがないことを祈りたいものです。

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コメント

この場合は他の事故と違って、単なる責任転嫁でしかありませんね。
ある種の消費者側の精神が退化してるアメリカ型の幼稚な訴訟社会に近づいた。

投稿: ・・・ | 2007年6月16日 (土) 17時41分

 こんにちは。コメントありがとうございます。
 商品にはそれなりの注意喚起表示をするべきだと思いますが,注意表示の有無に関わらず,このケースは製造者の責任は問えないと思います。
 今回の場合は,家庭内でなく保育所での事故だったので,保育所の責任が大きいと思いますね。

投稿: かば | 2007年6月16日 (土) 18時00分

そう言えば、つい先日ニュースで学校に対する親の理不尽なクレームが急増している・・ということを報じていました。
 その前に、NHK・FMの「日曜喫茶室」で「となりのクレーマー」とかいう本の著者がでて興味深い話をしていました。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=4121502442
 子どもが学校を休みがちが親が学校に行って「給食費を払っているから勿体ないから私が」と言って学校に給食を食べに来たということを身近なところで聞きました。ちょっと信じられないですが、クレーマーとも言えないから、かわいい方かな・・・?いや、立派なクレーマーかな?
 

投稿: ごんべい | 2007年6月16日 (土) 23時54分

 僕が子供の頃は,給食って「たとえタダでも食べたくないもの」の代表格だったぐらいまずかった。時代は変わったものです。
 「となりのクレーマー」・・・面白そうですね。こんど読んでみます。

投稿: かば | 2007年6月17日 (日) 03時04分

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» こんにゃくゼリーはよく噛んで [ナゴヤ人伝説。税理士バッキーの日記帳]
学童保育所のおやつで、小1の男児がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせて死亡したのは、メーカーなどの過失だとして、亡くなった男児の両親が、菓子メーカーと学童保育所を監督する市に対して、約7500万円の損害賠償を求めて提訴したらしい。 メーカーも行政も大変だ。これでまた一歩、日本もアメリカ型の訴訟社会に近づいた。 ニュースで知って、どこかの弁護士が訴訟を炊きつけたぐらいの事か? 両親の訴えの主張をまとめると、こんにゃくゼリーは硬く弾力性があり、のどに詰まる危険性が高い食品で市場に流通させるべきではなかった... [続きを読む]

受信: 2007年6月16日 (土) 11時15分

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