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2007年6月13日 (水)

ジェネリック医薬品

 ちょっと前の全国紙の茨城ローカル版に載っていた記事ですが,茨城県のある市で,価格の安いジェネリック医薬品を普及させるため,「ジェネリック医薬品希望カード」を国民健康保険被保険者に配布。患者が病院でこのカードを提示することにより,ジェネリック医薬品を処方してもらうことが可能になるらしい。

 こういう動きが全国的にあるのかどうか知りませんが,これってなんか違和感あります。処方されようとしている薬に「ジェネリック版」が存在するかなんて患者にはわからないし,そもそも患者には薬を選ぶ権利なんて与えられていないのに「ジェネリック」の指定だけを患者が判断するのもヘン。ジェネリックの使用を患者に指定させること自体に無理があると思います。

 病院側としても,医療費が下がるジェネリックなんて,なるべく使いたくないというのがホンネでしょう。それに,大手の先発製薬会社の意に反したくないという思いも当然あるでしょう。しかも,今の制度では,ジェネリックを適用するには医師が処方箋にその旨を指定する必要があり,薬剤師の判断ではジェネリックを適用できないらしいです。詳しいことはわかりませんが。

 テレビでも,ジェネリックの使用を患者に呼びかけるようなCMを見たことがありますが,医者と患者の「力関係」をわかってない。よほど神経の図太い人でない限り,医師に面と向かって「ジェネリックで」なんて言えないと思いますよ。医療費削減のためにジェネリックの普及が本当に必要と考えるなら,患者にではなく,医者に対して啓蒙するなり義務化することが必要だという気がします。

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コメント

「医者に対して啓蒙するなり義務化する」・・まったく同感です。

 その自治体では「口では言えない患者でも、カードを見せるだけならできるだろう」という発想なのでしょうが、どういうタイミングでそのカードを見せればよいのか。自分だったら、迷いますね。
 そんなカードよりは、最初に診察を受けるときの問診票に「ジェネリックを希望しますか」という設問を設けさせた方がまだましなのでは。

投稿: ごんべい | 2007年6月14日 (木) 00時17分

 問診票で質問するというのは,非常にいいアイデアだと思います。大賛成です。
 でも,もしこれを聞かれたら,大半の一般患者はジェネリックを拒否する理由なんかないので「希望する」と答えるでしょう。そうなると病院の協力が得られそうにないので,実現は難しそうですね。

投稿: かば | 2007年6月14日 (木) 00時44分

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