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2007年4月 1日 (日)

十進法の時刻表記

 金額にしろ,年令にしろ,ほとんどのものを数えるのは十進法。ところが,時間は六十進法で表記されます。「60秒」で繰り上がって1分,「60分」で繰り上がって1時間ですね。人間にとっては十進法がもっとも馴染み深く,直感的にも計算しやすいのに,時間が六十進法というのは,ある意味ではナゾです。

 でも,六十進法でありながら,1秒より小さい時間を数える場合には,「10分の1秒」「100分の1秒」「1000分の1秒=ミリ秒」のように,十進法です。

 そこで,この十進法と六十進法が混在した状態を解消し,時間をすべて十進法に統一しようという動きがあり,これの実施が決定したようです。

 具体的にどうなるかというと,1日の秒数の86,400秒(=60秒×60分×24時間)を,十進法でキリのいい「100,000秒」に置き換え,これを新しい「1秒」とします。つまり,現在の1秒がちょっと短くなり,0.864秒が「新しい1秒」になるわけです。

 そして,この100倍,すなわち「新しい100秒」を新しい「1分」と呼びます。さらに,この100倍,すなわち「新しい100分」を新しい「1時間」と呼びます。要するに,従来の「1分=60秒」が「1分=100秒」となり,「1時間=60分」が「1時間=100分」となり,「六十進法」から決別できるわけです。そして,この10時間が「1日」となります。従来の「1日=24時間」に代わって「1日=10時間」となるわけです。

 まとめると,新旧の時間対応は,以下のようになります。
   新 1秒 = 旧 0.864秒
   新 1分 = 旧 86.4秒
   新 1時間 = 旧 8640秒 = 旧 144分(2時間24分)

 また,時刻の対応は,以下のようになります。
   旧 0時 =新 0時00分
   旧 8時 =新 3時33分33秒
   旧 9時 =新 3時75分
   旧 12時 =新 5時00分
   旧 17時 =新 7時08分33秒
   旧 21時 =新 8時75分

 つまり,「9時から5時まで」は「3時75分から7時08分まで」になります。テレビの「2時間ドラマ」は「80分ドラマ」ですね。慣れるまでは違和感あるけど,簡単な変換表があれば,いずれは慣れるでしょう。「新旧両方の時刻を同時に表示する時計」なんていう便利な時計も,いずれ発売されるでしょう。

 この変更よって,労働時間が微妙に長くなったり短くなったりする可能性はありますが,それよりも,いろんな設備変更に伴う経済効果は大きいでしょうね。コンピュータ関連や時計メーカの株は「買い」ですよ,たぶん。

 この時刻表記変更は,準備に相当の期間が必要と思いますが,実施開始時期はちょうど3年後だそうです。準備期間としてはちょっと短い気もしますが。「ちょうど3年後」ってことは,2010年4月1日からですね。・・・え? 4月1日?

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コメント

騙されそうになった単純な(素直とも言う)私。
いいですね~こういうユーモア。私も持ちたいです。

投稿: dashi | 2007年4月 2日 (月) 09時58分

「あれ?いつものかばさんやったら、情報の
ソースを明らかにしてくれはるはずやのに…」

と思いつつも、

「へえええええ!
こんなんされたらめっちゃ困る!
しょうもないことに税金つかわんといて!」
…とまんまと乗ってしまいました。

本当に素直な子です、私は(爆)

投稿: kate* | 2007年4月 2日 (月) 21時02分

 素直な皆さん,コメントありがとうございます。
 10進法にすると,時間の演算がむちゃくちゃ楽になるんですよ。たとえば3時間15分×25倍=315×25=7875=78時間75分 みたいに。もっともこんな計算,実生活ではあんまり要りませんが。
 ところでこの機会に,「年令は12進法に!」というのも提唱したいです。そうすれは,30歳→26歳,40歳→34歳,50歳→42歳 に読み替えられます。なんか嬉しいですよね。

投稿: かば | 2007年4月 8日 (日) 00時03分

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