« 迷惑なクルマ | トップページ | 選挙公報 »

2007年4月19日 (木)

すっきりしない結末

 長崎市の市長殺害事件は衝撃的でした。選挙運動中の無防備な時に候補者を銃撃するなんて,ほんと許せませんね。今回の事件は政治的な問題ではなく,一暴力団員が市に対する個人的な恨みを晴らそうとしものらしいですが,であれば,何も選挙期間中のややこしい時を選ばなくてもいいのにと思いました。

 こうなると,この先の長崎市長選がどうなるのかが気がかりです。公職選挙法によると,候補者が投票日の3日前までに死亡した場合に限り,新たに別の人が補充立候補を届け出ることができるそうです。この「3日前」というのは,立候補受付け期間や,選管の準備期間,公示期間などを考えた,ぎりぎりの最短日数ということなんでしょうか。

 ところが,久間防衛相は,長崎市長が治療を受けていた時に「選挙期間中に凶事があった時,補充立候補ができるならまだよいが,できない時にどうなるのか。制度の問題としてきちんととらえないといけない。そういう話をするのは不謹慎だが,本当にそう感じた」と述べ,公選法の問題点を指摘したとか。要するに,「投票日3日前を過ぎたら補充がきかず,共産党候補が当選してしまう可能性が高い。それは困る」ということが言いたかったらしい。まあホンネはそうだとしても,市長の存命中にこういう発言をするのはちょっと不謹慎でしょう。

 ちなみに,共産党員の首長(市長・町長)というのは全国に8人いるそうです(日本共産党のホームページより)。県庁所在地クラスの都市にはいないみたいですが,たとえば市長が共産党員の東大阪市は人口51万人の都市で,長崎市の45万人を超える「大都市」です。防衛相が個人的にどう考えるかは勝手ですが,なんでもかんでも自民党の意図した通りの選挙結果にはならないということですよね。もっとも,長崎市長選の共産党公認候補は,もし当選したとしても,こんな形で当選するのは不本意だと感じることでしょう。

 そうこうするうちに,死去した伊藤市長の長女の夫とかいう人が補充立候補する決意をしたとのニュース。やっぱり素人の近親者が出てきましたね。「市長の遺志を引き継いで」とか「市長の無念を晴らして」とか言って,同情を誘う選挙演説をするんでしょうね,たぶん。そして「当選間違い無し」なんでしょう。選挙に関しては,どうもすっきりしない結末になりそうです。ま,自分の住む町の選挙じゃないので,どーでもいいですけど。

|

« 迷惑なクルマ | トップページ | 選挙公報 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/149573/14759623

この記事へのトラックバック一覧です: すっきりしない結末:

« 迷惑なクルマ | トップページ | 選挙公報 »