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2007年3月 9日 (金)

判決言い間違い

 奈良地裁で7日にあった「賭博開帳図利ほう助罪」の判決公判で,求刑の「懲役1年」に対して「懲役1年6カ月執行猶予4年」の判決。裁判官は検察官の指摘で主文の「言い間違い」に気付き,閉廷直前に「懲役1年執行猶予4年」の判決に訂正したとか。

 「賭博開帳図利ほう助罪」なんていう罪名は初めて聞きました。超レアな罪名ですね。それはともかく,執行猶予付きとはいえ,求刑よりも長い刑期を言い渡したのには笑えますが,求刑よりも長い判決だったからこそ検察官が「ホンマにええのん?」って気づいたわけで,求刑未満の判決だったら,もし言い間違えていても誰も気づかなかったでしょう。「判決を言い間違っていた」というケースが過去の裁判でも多くあったんじゃないかと思うと,ちょっと恐ろしくなります。

 刑事訴訟法によると,たとえ言い間違いであっても,裁判官による法廷での言い渡しが「判決」であり,閉廷後は量刑の変更はできないそうです。そういえば昔,裁判官の読み上げた主文が聞き取れず,判決内容をめぐって再度裁判になるという,笑い話のような事実があったと記憶しています(ネットで調べてみたけど見つかりませんでしたが)。

 それにしても,裁判官が読み上げた判決は,文書では開示されないんでしょうか。だとしたら,裁判って一般人にはなんとも理解できない世界ですね。裁判官が言ってしまったことが正式の判決になるんだったら,裁判員制度が始まった場合,裁判官が裁判員の判断が気に入らない時には,裁判官が判決を「わざと言い間違える」なんてのもあり得るのかも。何しろ裁判官ってあんまり信用してませんので。

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