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2007年3月 2日 (金)

報告すると面倒

 電力会社などの「データ改ざん」問題で,過去にさかのぼって多くの「不正」が報告されています。故障した計器の計測値を補正することまで「データ改ざん」というのは言い過ぎのような気もしますが,事実を事実としてありのままに記録するという「当たり前」のことを行う意識が低かったのは事実でしょう。

 それにしても,原子炉の緊急停止の「もみ消し」が2件もあったというのには驚きです。ニュースによると,電力会社内では担当から幹部まで上がっていたものの,幹部の判断で「もみ消し」を行ったとのこと。たとえば,柏崎刈羽1号機の場合,定期検査に入る準備中,装置故障から原子炉の水位が低下して緊急停止した際,報告を受けた幹部は,数時間後に原子炉が停止する予定だったことや,国などにトラブル報告書をまとめる作業が面倒だったことから,部下に「もみ消し」を指示したとか。

 このケースの「緊急停止」がどれぐらい深刻な問題だったのか,専門外なのでわかりませんが,「もみ消し」は許される行為ではないでしょう。ただ,「国などにトラブル報告書をまとめる作業が面倒だった」と弁解していることが,背景にある問題の本質をうまく言い表していると思います。トラブルを国へ報告したことによって,その対応に関するいろんな仕事が爆発的に増え,正直に報告しても何も得るところがないという,この幹部の「本音」が見え隠れします。

 このケースに限らず「正直に話したら余計な仕事が増えるだけ」という類の問題は,どこの会社にも少なからずあるでしょう。「ありのままに報告したらバカを見る」ということのないようにすることが,「データ改ざん」や「もみ消し」などを根絶する根本解決策かと思います。具体的にどう対策すべきかは,僕にはわかりませんが。

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