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2007年1月30日 (火)

崖っぷちの犬と猫

 徳島の「崖っぷち犬」の飼い主を決める抽選があり,希望者11人の中から66歳の主婦が当選。この主婦は,今まで犬を飼ったことはないものの,テレビを見て面倒をみたくなって応募したとか。いずれしても,無事飼い主が決まって良かった良かった・・・なんてノンキなことを言ってられません。これってどーでもいいようなニュースなんですが,めちゃくちゃ違和感あります。

 「崖っぷち犬」という笑える命名はご愛敬として,たった1匹の野良犬を救出するのにおおがかりなレスキュー隊が出動し,マスコミも長時間実況中継するなどして「美談」に仕上げた救出作戦ですが,この一方では心ない飼い主によって多くのペットが捨てられたり処分されたりしていることを思うと,この「美談」って,偽善っぽくて不愉快です。

 そして,もともと野良犬だったからか,新しい飼い主がひもを引いても動かず,人に慣れない様子らしい。初めて犬を飼う初心者にとっては,人慣れしない犬は,おそらく手に余るのではないかと想像します。余計なお世話ですが,初心者なら,もっと扱いやすい犬をペットショップで買った方が良かったと思いますよ。でも,いくら手に余っても,ここまで注目を浴びている有名犬なので,まさかこの主婦は簡単に手放すことはできないでしょうね。

 この日は「崖っぷち犬」のほかに25匹の野良犬の譲渡会があり,「崖っぷち犬」には11人の引き取り希望者がいたのに,「崖っぷち犬」の姉妹とされる犬を含む17匹は引き取り手が決まらなかったとか。なんだか,ばかばかしい話です。

 話は変わって猫の話題。1月5日,和歌山市と和歌山県「紀の川市」を結ぶ和歌山電鐵貴志川線の無人駅の貴志駅で,駅売店で飼われている3匹のネコが駅長と助役に任命されたとか。この件はテレビにも放送されていましたが,新駅長となった三毛ネコ「たま」の「ニャ~~」と無くタイミングと鳴き声がなんとも可愛らしく,思わず抱きしめたくなりました。

Photo_24
(和歌山電鐵のホームページより)

 この和歌山電鐵貴志川線は,廃線の「崖っぷち」にあったところを両備グループが南海電気鉄道から引き継いだもので,赤字解消のためにいろんな施策が講じられていて,この「たま駅長」の就任はこの施策の一貫。「崖っぷち犬」の偽善とは違い,「崖っぷち」で必死に鉄道を維持しようという思いが伝わってきます。和歌山に行ったらぜひ一度貴志駅を訪ねてみたいものです。もっとも,和歌山電鐵のホームページを見ると,たま駅長は「日曜日はお休みをいただいておりますので,ご了承ください」と。また,「貴志駅周辺には駐車場がございませんので,お越しの際はぜひ貴志川線をご利用ください」だって。そりゃそうだ。クルマで会いに行ったんじゃ,駅長も喜ばないですよね。

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» 崖っぷち犬の今後!救助隊から1人の主婦へ [東京消防庁を目指す!!消防官への道]
2006年11月に徳島で救助隊の救出活動によって救出された、通称「崖っぷち犬」がいましたよね。救助されて約2ヶ月後に飼い主と名前が決まったそうです。崖っぷち犬飼い主が決まるまでの間、徳島県の県動物愛護管理センターで飼育され人間にな...... [続きを読む]

受信: 2007年2月13日 (火) 16時43分

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