半数が退職
財政再建団体に転落する夕張市は,市職員の退職予定者数が152人に達し,これは病院医療職を除く職員数309人のほぼ半数で,部長・次長職は全員が退職になるとか。まるで「2007年問題」を先取りしたような現象ですね。
「幹部がほとんど退職」と聞いて,人員整理なんだ,大変なんだ,気の毒に,・・・とか一瞬は思うんですが,この退職の理由というのは,給与が大幅ダウンすることや,残っても退職金の毎年の減額分が年収を上回る場合もあり,結果としてただ働きになる可能性があるため,退職希望者が大幅に増加したということらしい。要するに,退職勧告を受けたとか,財政破綻の責任を取って辞めるとかじゃなくて,多くの人が「今辞めなきゃ損」って判断したということですよね。なんだか情けない話です。ま,それがすなわち「人員整理」ということであり,ある意味気の毒だとは思いますが。
ところで,武部氏主導により自民党若手議員で結成した「新生夕張プロジェクトチーム」(団長・杉村太蔵議員)が夕張市を視察した件は,「何をしに行ったのか」と多くの人からから批判を浴びています。団長が杉村議員というだけで人をバカにしたようなプロジェクトなんですが,団長は夕張市の成人式予算のことを知らなかったとか,市民感情を逆撫でするような発言をしたとか言われています。また,テレビの映像を見たけど,杉村氏はなんだかスター気取りの振る舞い。夕張市民に「何しに来たのか?」と言われても仕方ないでしょう。
このプロジェクト,選挙前の「ポイント稼ぎ」の目的もあったのかと想像しますが,少なくとも今回の「視察」は逆効果だったと思います。ま,税金を使った視察ではなく党としてやっていることなので,別に構いませんが,公的資金の注入で大銀行を助けたように,「自民党の点数稼ぎ」のために夕張再建に必要以上の税金を投入するようなことは避けて欲しいものです。
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