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2006年12月 8日 (金)

お父さんはやってない

 @niftyブログのメンテナンスのため,2日間ブログ更新を休みました。2日間待ったのに,結局メンテナンス失敗でシステムは元に戻したんだって・・・う~~ん,情けない,ニフティ。

 さて,ブログを休んだ代わりに,本を1冊読みました。5日に発売されたばかりの「おとうさんはやってない」(矢田部孝司・あつ子著)。通勤途中の電車内で痴漢と間違われ,2年間の法廷闘争の末に無罪を勝ち取った冤罪事件の実話です。実際に被疑者・被告としての体験がリアルに書かれていて迫力満点。読んでいてドキドキする内容でした。いかにして「冤罪事件」が作られていくのか,よ~くわかりました。恐ろしいです。

 警察や検察って元々信用してなかったけど,予想以上にひどい所だってことがわかりました。警察なんてヤクザとおんなじ。一旦犯人だと決めたらぜったいに間違いを認めない。そして,送検され,いったん起訴されたら,検察はぜったいに有罪にしようとする。検察にとって都合の悪い証拠は隠蔽し,都合のいい証拠しか出さないし,場合によってはでっち上げる。そして何より恐ろしいのは裁判所。裁判って,まったくの公正中立からスタートするのではなく,刑事事件のデフォルトはあくまで「有罪」。裁判官は,完全に無罪と思える時にのみ無罪とし,少しでも有罪の疑いがあれば有罪にする。「疑わしきは罰せず」なんて嘘っぱち。裁判官に冤罪を恐れる気持ちは微塵もないし,まさか自分の担当する裁判に冤罪が回ってくるなんて夢にも思ってないようです。その結果,有罪判決が出る割合は99%以上で,過去に無罪判決を出したことがない裁判官も多数いることでしょう。もし万一無実の罪で逮捕されたら,いかにして不起訴に持っていくかが最重要。いったん起訴されたらほぼ間違いなく有罪なんです。

 それにしても,物的証拠がなくても「被害者」が「この人痴漢!」と言えばそれで決まり。有罪であることを立証するのが検察の責務の筈なのに,無実であることを被告が立証しない限りは有罪だなんて,ホント理不尽です。

 この事件は,家族や多くの知人に信用されて助けられ,家族の支えがあったために救われたようです。もし僕が当事者だったら,「あ~,やっぱりね~」とか言われて誰も助けてくれなかったかも。また,支援が広がってジャーナリズムの注目を浴びた点も恵まれていました。こういう好条件が揃ってこそ勝ち取れた無罪だと思います。反面,多くの一般人の冤罪を思うと,暗澹たる思いになり,胸が痛みます。

 痴漢の冤罪を防ぐために,「女性専用列車」よりも,やっぱり「女性禁止列車」の導入を望みたいです。ていうか,「たとえ何があっても痴漢に疑われることがない列車」ですね。僕は満員電車通勤の機会がなくてよかったですが,痴漢に限らず,冤罪はある日突然降りかかってくる可能性は誰にでもあり,ホント恐いです。かの植草教授は無実を主張しているみたいだけど,こればっかりは,う~~ん,よくわかりません。

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