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2006年12月25日 (月)

まけてくれへんか

 107人が死亡した昨年4月のJR福知山線(宝塚線)脱線事故で,事故調査委員会が調査報告書を公表。それによると,最後に停車した伊丹駅での約72メートルのオーバーランについて,運転士は車掌に車内電話で「まけてくれへんか」と頼み,車掌は自分の判断で距離を「8メートル」に「まけて」指令所に報告。脱線直前まで50秒弱にわたり,車掌と指令所が列車無線で交信しており,運転士が無線に気をとられてブレーキ操作が遅れ,速度超過のままカーブに進入した可能性があるとのこと。

 オーバーランした距離を「まけてくれへんか」と頼むところが関西人っぽくて面白いですが,運転士がそう言わざるを得なかったところに,この問題の本質があるということなんでしょう。

 72メートルものオーバーランは極端としても,ホームの停止位置が数メートル程度ずれるのは,よくあることですね。スピードの出た列車は慣性が大きく,所定の位置ぴったりに止めるのはホント難しい。余裕を持って早めにスピードを落とせばぴったり止めることは簡単だけど,それだとダイヤが守れない。運行ダイヤを守りながらオーバーランを避けるのが至難の業だというのは,「電車でGO!」みたいなゲームソフトをやったことがある人にはよくわかると思います。運転士って大変な仕事です。

 ところで,不思議なもので,男の子って,何も教えなくても,子供の時はだいたい電車に興味を示すものです。そして,男の子が「なりたい職業」の人気上位はスポーツ選手とか電車の運転士ですよね。オトナになっても,電車の運転って,オタクじゃなくても一度は経験してみたいと思うものです。僕もそうです。このため「電車でGO!」みたいなソフトが売れたりするんでしょう。

 でも,僕はこの「電車でGO!」っていうソフト,大嫌いなんです。なんでかっていうと,ダイヤぴったりに運転しないと減点され,点数が低いと先に進めない。これでは「電車を自由に運転できる」という夢が叶ったとは言い難いです。仕事で運転しているワケでもないのに,なんで時間を気にしなきゃならないのかと,理不尽に思います。もちろん,ゲームの中に「時間制約モード」はあってもいいけど,「自由に運転できるモード」っていうのもぜひ設けて欲しいものです。

 このゲームに限らず,どんなテレビゲームでも,ゲーム性が強くて「クリアしないと先に進めない」という類のものは多いですね。僕はどっちかというと,得点や時間を気にせず,自由に動き回ったり自由に空を飛んだりというのに快感を覚えますが,この思いを満たしてくれるテレビゲームって,ホント少ないです。時間を気にしながらクリアしていくのって,仕事だけでたくさんです。

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