動物愛護
1週間ぐらい前に,「犬守れ!・・・北京で2,000人デモ」という見出しのニュースがありました。中国では犬を食用にする習慣があるので,それに対する抗議かと思ったのですが,そうではなく,政府が進める狂犬病対策で大量の犬が処分されていることへの抗議だそうです。中国では経済発展とともにペットを飼う人が急増しており,犬や猫などのペットは約1億匹にのぼるとか。
愛犬家が多い日本人的感覚からすれば,犬を食用にするなんて考えられないのと同じように,中国で犬をペットとして飼う人が増えてくると,いずれ中国料理から犬料理なんて姿を消すんでしょうか。
ところで,日本では馬の肉を食用にする地域も多く,僕も馬肉は何度か食べたことがありますが,これって馬の好きな人(競馬ファンとか?)だったら耐えられない?
動物愛護法では,愛護動物をみだりに殺傷することを禁じていますが,当然ながら,食用のために家畜を屠殺することは許しています。同じ動物に生まれても,ペットとして生まれるか家畜として生まれるかは天国と地獄なんですね。ちなみに,動物愛護法でいう愛護動物とは,牛・馬・豚・めん羊・やぎ・犬・猫・いえうさぎ・鶏・いえばと・あひる,および,人が占有している動物で哺乳類・鳥類・爬虫類に属するもの だそうです(Wikiより)。愛護動物に選ばれた動物と選ばれてない動物の境界はなんなのか,イマイチはっきりしません。いずれにしても,人間が勝手に決めた基準で,動物にとってはハタ迷惑でしょうね。愛護法の対象になってない動物,特に魚貝類や昆虫はホントお気の毒です。
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