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2006年10月 6日 (金)

敬語の分類

 敬語の指針作りに取り組む「文化審議会国語分科会の敬語小委員会」が,現在「尊敬」「謙譲」「丁寧」の3つに分類されている敬語を,5つに分類する指針案をまとめたとか。それによると,謙譲語が「謙譲語I」と「謙譲語II(丁重語)」に,丁寧語が「丁寧語」と「美化語」に分かれるそうです。

 「謙譲語I」というのは,「伺う」「申し上げる」など,自分がへりくだることで相手への敬意を表現することばで,「謙譲語II(丁重語)」というのは,「申す」「いたす」など,自分の動作などを丁重に表現することば。「丁寧語」は「です」「ございます」のように,相手に対して丁寧に述べることばで,「美化語」は「お料理」「お酒」のように物言いを上品にすることば・・・だそうです。

 でも,敬語というのは話していて自然に出てくるべきもの。分類を変えたからといって敬語の使い方が変わるものではないし,正しい敬語が使えるようになるわけではないでしょう。こういうことに労力を費やす国文学者の方って,ハッキリ言ってよほどヒマなんでしょうか。何を目的とした指針案なのか,全く理解できないです。

 同じような話として,学校(小・中・高)では日本語の文法を教えていますが,これも目的がイマイチ理解できません。日本で育って日本語を話せる人は,話す時にまさか「文法」を意識して話したりしないですよね。主語がどれ,述語がどれ,連体修飾だの連用修飾だの・・・文法を意識せずに自在に話せるのがフツーでしょう。

 もちろん,日本人が外国語をマスターする時にその文法を知る必要があるのと同様に,日本語を話せない(書けない)人に日本語を教えたりする場合には,国文法は必要でしょう。また,古文を理解するような場合には文法が必要となる場合もあるでしょう。でも,日本語を自然に話せる日本人に現代文の国文法を教えるのって,全く意味が無いと思います。ん? 僕のブログの文章は,もう少し文法を勉強した方がいいって? う~~ん,それは言えるかも。

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コメント

こんにちは。

>日本語を話せない(書けない)人に日本語を教えたりする場合には,国文法は必要でしょう。

日本語話者が学校で習う「国文法」と、日本語学習者(=日本語を第一言語としない人)に教える時の「日本語文法」とでは微妙に動詞の分類が違っていました。日本語学習者に教える文法の方がよほどすっきりと分類されていて分かりやすかったという記憶があります。(「日本語文法」には五段活用や上一段/下一段活用とかの複雑怪奇な分類法がなく、<ウ>で終わる動詞、<ル>で終わる動詞、あとは「来る」「する」のたった四つに分けられます)

となると、ますます学校で習う「国文法」って何なんだ?必要なのか?という気がします。そもそも外国人に教える時に「“国文”法」って、一体どこの国の文法なんだ?という話だ、と思ったりします。

投稿: kate* | 2006年10月 6日 (金) 00時21分

 こんにちは。
 たしかに,学校で習う「国文法」って複雑怪奇ですよね。わざわざ日本語を難しくしているとしか思えません。
 というほど立派な文章を書いてるワケではないので,エラソーなことは言えませんが。

投稿: かば | 2006年10月 6日 (金) 00時39分

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