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2006年10月 2日 (月)

青函連絡船が復活?

 青森と函館を結んでいた青函連絡船は,青函トンネルの開通に伴って1988年に廃止。今でも青森~函館間の民間航路があるものの,波止場が駅から離れていて,列車からの乗り継ぎは不便らしいです。そこで,連絡船の廃止以来「さびれた」と言われる青森市は,以前のにぎわいを取り戻そうと,青函連絡船の復活をめざして「平成の青函連絡船構想」を立ち上げたとか。これが実現すると,かつての青函連絡船と同様に,JR青森駅と函館駅近くの波止場に停泊した船に駅から直接乗り込めるようになるらしいです。

 たしかに,青森市という町は,北海道と結ぶ玄関口としての印象が大きく,連絡船が無くなって列車で直接北海道へ渡れるとなると,わざわざ青森で下車する人は激減したことが容易に想像できます。でも,青函トンネルを渡る列車の場合,1日の運行本数は,寝台列車5往復程度と昼間の特急が10往復程度。トンネルの建設開始当初はフル規格の新幹線を通す計画だったのかも知れませんが,巨額の費用をかけたトンネルの使用頻度としては,ちょっと淋しい気がします。

 寝台列車で本州から直接北海道へ乗り入れる時など,これはこれで確かに便利でしょう。でも,昼間のJR特急だと青森から函館までの所要時間は約2時間。単純計算だと,最新の高速船を利用すれば所要時間はJRより短くなるため,「平成の青函連絡船構想」は現実味のある話なのかなと思います。もっとも,単に「急ぐだけ」の旅行客は,船や列車でなく飛行機を利用するんでしょうが。

 僕は,かつての青函連絡船には一度だけ乗ったことがあるんですが,所要時間が約4時間と中途半端に長く,海の景色は単調で(当り前だが海しか見えない),ちょっと退屈したのを覚えています。少し暗めの「津軽海峡冬景色」の唄がぴったり当てはまる航路という印象でした。でも,それ以上に,青函トンネルを渡る車窓の風景は,海上から見た津軽海峡の景色以上に味気ないんだろうなと想像します。2箇所ある海底駅(竜飛,吉岡)も,何のためにあるのか,ここで降りて何をするのか,イマイチよくわかりません。

 ということで,この「平成の青函連絡船構想」,ゆったりと旅情を味わいたいという余裕のある人にとっては,ちょっぴり朗報なのかなと感じました。

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