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2006年10月25日 (水)

番号持ち運び制

 ケータイの「番号持ち運び制」導入の直前に,ソフトバンクは「予想外割」なる新たな定額料金制度の導入を発表。それによると,ソフトバンクモバイルの加入者間の通話やショートメールの料金が無料に。また,NTTドコモ,KDDI(au)の料金制度と同内容のサービスなら,両社の料金より210円安くし,さらに,他社が対抗して値下げした場合には,24時間以内にソフトバンクもさらに値下げをすると約束。また,来年1月15日までのキャンペーン期間中に加入すれば,新プランの基本使用料月額の9,600円は7割引きの2,880円に値下げし,永続的にこの基本料金が適用されるとか。

 この料金制度は発表日まで極秘にされ,ソフトバンク社内でもごく一部の人にしか知らされていなかったらしいです。たしかに,なかなか衝撃的な料金制度です。過半数のシェアを持つドコモでは,「加入者間の通話は無料」なんてありえないでしょう。他社の割引や利用期間をすべて引き継いだ上で,そこからさらに210円引くというのも,他社からの「乗り換えやすさ」という点では画期的だと思います。ただ,期間限定で「基本料金が7割引」というのは,既に加入している人や,このキャンペーンが始まる直前に契約してしまった人にとっては腹立たしいでしょうね。どうも,この手の料金って「新規ユーザーにだけ優しい」という傾向があります。

 それに,この新料金制度でも,一般メールなどの通信料はかかるし,通話が込み合う夜間の通話は定額にならないケースがあるらしい。また,ソフトバンクどうしの通話が無料となる新プランでも,他社携帯への通話料金は,ドコモやauの通話料金よりも割高になるとか。よくかける相手がソフトバンク以外だったら,トータルで必ずしも安くなるとは限らないんですね。上手くできています。

 「キャンペーン期間終了後はどうなるのか」というマスコミの質問に対して,ソフトバンクは,「一度加入するとずっと適用される料金体系なので,財務的に問題無いかどうかを来年1月15日までに確認する必要があり,そのためにキャンペーン期間を設定している」と回答したとか。でも,その時点で「やっぱりムリでした。潰します」ってことにはないんでしょうか。ちょっと気がかり。また,キャンペーン期間が終了した後で通常料金に戻ったら,その反動で加入者の激減も予想されるので,ソフトバンクのこの作戦,長期的には必ずしも成功しないような,危ない予感がします。

 でも,極端に1社の市場占有率が高いこの業界,なんとかソフトバンクに一矢報いて欲しいし,今後の価格破壊の引き金になってくれたらなあと思います。とりあえず静観しましょう。

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