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2006年10月31日 (火)

携帯電話契約停止

 ソフトバンクモバイルの利用者情報を管理するシステムにトラブルが発生して,連日契約手続きが停止した問題。番号ポータビリティー制の直前に大々的に新料金制度を発表したのに,自分自身で出鼻をくじくという,相変わらずの「お騒がせ会社」で,笑わせてくれます,ソフトバンク。

 思い出すのはYahoo!BBの開業当初の騒動。今や全国に普及したADSLですが,かつてNTTのフレッツしか無かった田舎にYahoo!BBが殴り込み,ADSLを大々的に普及させたという点で,Yahoo!の功績は大きかったと思いますが,初期の頃は申し込んでから開業まで長時間待たされるなどのトラブルが多発し,Yahoo!BBの評価はさんざんでした。今回のソフトバンクモバイルのトラブルは,当時のYahoo!BBの騒ぎを彷彿とさせます。

 先週の土日にそんなにソフトバンクに契約者が殺到したのかと,ちょっと不思議だったんですが,何のことはない,逆でした。今回の障害の原因は,他社へ乗り換える転出処理が滞ったことがきっかけだったと発表されました。「ソフトバンク」で「ソフトがパンク」したということですね。ソフト専門会社のトラブルだけに,余計に情けない。他社への転出はそんなにないとタカをくくっていたということなんでしょうか。それとも,ひょっとして他社への契約変更を阻止するためのソフトバンクの陰謀か?

 今回のトラブルで,ソフトバンクは同業他社へ謝罪するなどの屈辱を味わったようですが,他社は比較的冷静な「オトナの対応」をしているようですね。ソフトバンクは黙っていても勝手に転んでくれる,楽な競争相手ってことなんでしょう。

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2006年10月30日 (月)

命名権ビジネス

 昨日はプロ野球の球団名について書きましたが,本日は野球場の名称について。阪神甲子園球場,広島市民球場,神宮球場(正しくは「明治神宮野球場」らしい)などの「昔ながら」の野球場は馴染みが深いし,千葉マリンスタジアム,札幌ドーム,ナゴヤドームなども所在地が明確で,名称も建設当初から変わってないので,聞いただけでピンと来ます。

 ところが,最近は「命名権ビジネス」の普及により,企業名を冠したスタジアムがやたら増えていますね。京セラドーム大阪,ヤフードーム,スカイマークスタジアム,フルキャストスタジアム宮城 など。地名の入った京セラドームやフルキャストスタジアムはともかく,地名の入ってないヤフードームやスカイマークスタジアムなんて,知らない人だったら,聞いただけではどこのなんなのか,さっぱりわかりません。ヤフードームは旧福岡ドームで,スカイマークスタジアムは旧グリーンスタジアム神戸。でも,グリーンスタジアム神戸って,一時期たしか「ヤフーBBスタジアム」と呼ばれてましたよね。現在のヤフードームと超まぎらわしいです。

 野球場以外でも,「味の素スタジアム」や「日産スタジアム」なんていう競技場があるらしいです。ビジネスとしての効果は理解できますが,競技場などの大きな建物は「場所を示す」という公共性も重要な役割だと思います。少なくとも地名部分を残し,コロコロ変えたりしないで欲しいですね。名称がコロコロ変わると道案内地図やカーナビを使う人にとっても大迷惑です。

 最近のニュースに出ていたんですが,東京都渋谷区が運営する渋谷公会堂が,命名権をサントリーに売り(年間8,000万円で5年契約とか),この10月に名前が「渋谷C.C.Lemonホール」に変わったとか。行ったことはなくても「渋谷公会堂」ってよく耳にするし,歴史の「重み」を感じさせるような名前です。それぐらい有名なホールなので,命名権取得による宣伝効果は抜群なんでしょう。でも,公共のホールに「C.C.Lemonホール」って違和感あるし,なんだか笑えます。何年かしたら同じサントリーの別の商品名になって,「伊右衛門ホール」とか「なっちゃんホール」とかになったりするんでしょうか。こうなるとちょっと情けないです。

 この命名権ビジネス,自治体にとっては財政難対策として有効なのかも知れませんが,だんだんエスカレートして,自治体名称まで売りに出したりしないんでしょうか。そうなると,住所が「東京都サントリー区六本木・・・」になったり,「福岡県ソフトバンク市博多区・・・」になったり・・・いくらなんでもあり得ないでしょう。でも,愛知県豊田市が「トヨタ市」になる程度なら,いかにもありそうで,ちょっとコワイです。

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2006年10月29日 (日)

プロ野球の球団名

 プロ野球日本シリーズ第5戦のテレビ視聴率(平均)は,関東地区25.5%,名古屋地区31.4%に対して,札幌地区では52.5%。優勝決定直後の札幌地区の視聴率は73.5%という驚異的な数字だったそうです。ファイターズ人気はすっかり地元北海道に定着したようですね。

 ところで,日本一になったファイターズの正式球団名は「北海道日本ハム・ファイターズ」。このように地域名を冠したプロ球団は,以下のとおり7チームあります。
   北海道日本ハム・ファイターズ
   東北楽天・ゴールデンイーグルス
   千葉ロッテ・マリーンズ
   東京ヤクルト・スワローズ
   横浜・ベイスターズ
   広島東洋・カープ
   福岡ソフトバンク・ホークス

 ところが,せっかく地域名を付けたチーム名なのに,これをマスコミは全く無視。テレビ放送を見ていても,ファイターズをマトモに「北海道日本ハム」と呼ぶテレビ局は皆無。ほとんどが「日本ハム」と呼んでます。千葉ロッテ・東京ヤクルト・福岡ソフトバンクなども同じ。個人的には,会社名を外して「北海道」「千葉」「東京」「福岡」のように呼んでもいいと思うのに。

 横浜ベイスターズは今でこそ「横浜」と呼ばれてますが,「横浜大洋ホエールズ」だった頃は,マスコミは「横浜」は全く無視して「大洋」と呼んでいたのを覚えています。球団側にしてみれば,やはり経営的には会社名を出したいでしょう。でも,まさか球団がマスコミに宣伝費を支払って地域名を出さないようにしているってことはないと思います。ただ不思議なのは,広島東洋カープは,昔から「東洋」と呼ばずに「広島」なんですよね。全くわけわかりません。

 それにしても,無理やりチーム名に動物などの「愛称」を付けなくても,会社名そのものを愛称にしちゃえばいいのにって思います。やたら長くて舌を噛みそうな「福岡ソフトバンク・ホークス」より,「福岡・ソフトバンク」でいいと思うし,この方がすっきりしてません? 「オリックス・バッファローズ」なんかも「大阪・オリックス」にしちゃった方が,断然スマートだと思いますけどね。

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2006年10月28日 (土)

ケータイの無い生活

 僕は今やケータイやパソコン(ネット)が無い生活って考えられなくなっていますが,昨日は1日「ケータイの無い生活」を実践してみました。っていうか,会社へ行くのにケータイを家に置き忘れてしまったんです。

 ケータイが無くてまず不便だと感じたのは,時刻がわからないこと。ケータイを持つようになってからは腕時計を持たなくなってしまったので,パソコンの前で仕事をしている時はパソコンに時刻が表示されるのでなんともないけど,パソコンを離れると時刻がわからなくて困りました。電話・メール以外のケータイ利用方法ナンバーワンは,僕の場合は「時計」ですね。

 そして,電話帳。番号を知らなくてもアドレス帳を検索して直接電話がかけられるケータイって,今さらながらホント便利です。ケータイの普及によって,人の番号を覚えるという習慣がまったく無くなってしまったと思います。昔は好きな人の電話番号と誕生日って,真っ先に覚えたりしたもんですけどね。今や家族のケータイ番号すら覚えてない人が多いんじゃないでしょうか。もし外出先でケータイを無くしたり故障したりしたら,誰とも連絡が取れなくなって,いきなり「孤独の身」になってしまいそうです。

 このほかのケータイの機能を挙げてみると,カメラ,音楽プレーヤー,スケジュール,アラーム,電卓,タイマー,ストップウォッチ,ラジオ,テレビ,電子マネー,電子会員証,定期,携帯ゲーム機,辞書,ICレコーダー,カレンダー・・・などなど。身の回りでちょっと必要なものは,ほとんどすべてケータイに凝縮されています。ホント便利です。

 反面,1日ケータイを持たずに感じたのは,いつでもどこにいても呼び出されるという「束縛」がなくなることの解放感。これ,なかなかいいもんです。今度は休日に携帯を持たずに出かけてみようかという気になりました。皆さんもぜひお試し下さい。でも,ケータイを家に残す場合は,過去メールなどの「怪しい」情報が家族に見られないように,パスワードをしっかりかけておきましょうね。あ,ちなみに僕は全くヘーキですので,念のため。

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2006年10月27日 (金)

履修不足

 北海道日本ハム・ファイターズの優勝,おめでとうございます。パリーグファンとしてはとても嬉しかったです。それにしても,テレビは「シンジョー,シンジョー」ってうるさいですねー。野球選手らしからぬ新庄選手のキャラは面白いし,キライじゃないけど,新庄人気に便乗してバカ騒ぎするマスコミは,ウザイです。

 それはさておき,富山県立高校で発覚した履修単位不足問題。単位不足は全国に広がって65校,該当する生徒数は約12,000人に上り,3年生はこのままでは卒業できなくなる恐れがあるとか。この数字って「氷山の一角」のような気がしますが,わかっていて違反する高校も,長年見逃していた教育委員会も,なんともお粗末なことです。

 原因は,現行の教育課程が受験科目の現実と合ってないということだと思いますが,それにしても,たとえば日本史や地理が任意選択なのに,なんで世界史が必修なのかなど,教育課程で定めている「必修科目」というのも,イマイチ根拠が不明です。

 高校の授業の目的が,社会人として必要な一般教養の修得なのか,大学進学なのか,それは高校によってそれぞれ違うと思いますが,文部科学省なり教育委員会が「必修科目」として定める科目については,やはり「社会人として最低限必要な教養の修得」というのが本来の目的でしょうね。その意味から,僕の独断と偏見で言うと,たとえば社会だったら「現代史」「政治・経済」を必修とするべきで,他の科目は任意でいいような気がするし,英語なんて今の高校で教えている内容ではあんまり実用になるとは思えないので選択科目でいいような気がします。数学も,社会で生活する上では義務教育程度で十分だと思います。でも,これって大学入試に必要な科目とは正反対。そう考えると,大学入試科目って,いかに実生活とかけ離れているかがわかるような気がします。

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2006年10月26日 (木)

フラガール

 最近,映画「フラガール」を見ました。

 福島県の常磐炭坑の閉山と,レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の開業に伴い,炭坑娘が猛特訓によりフラダンス・ガールに変身するというお話。炭坑の閉山という「よくある話」と,フラガールのサクセスストーリーという,展開が予想できる超ベタなストーリーでしたが,泣かせるシーンが多く,いい映画だったと思います。主演の蒼井優さんのフラダンスと福島弁もお見事でした。

 時代は昭和40年で,ボンネットバスや古い町並みが懐かしかったです。僕が子供の頃って,市内を走る路線バスが,ちょうどボンネットバスからボンネットレスの普通のバス(正しい表現?)に切り替わる過渡期でしたね。当時はおんぼろのボンネットバスに乗るのはイヤだったけど,今となっては懐かしいです。

 映画からは外れますが,当時のボンネットバスの方向指示器は,ランプが点滅する代わりに,赤い腕木のようなものが水平にぴょんと立つタイプのものもありました。こんなんで周囲のクルマが気付くんでしょうか。今思い出すと笑えますが,懐かしいです。当時の乗合バスって,車掌さんが乗ってるのが当り前。将来すべてワンマンカーになるなんて,当時は想像できませんでした。

 さらに外れて,道路関係では,昔の信号機はランプの後ろに必ず青白の縞模様のパネルがありましたね。今でもごくまれに見かけますが。あと,かつての信号機って,青から黄色に変わる時,青が数秒間点滅してから黄色になってました。いつ頃からか覚えてませんが,ある時からこの青点滅がなくなりました。この方が安全ということなんでしょうか。

 横断歩道のデザインも,昔のは白黒が千鳥模様になってたり,道路に鋲を打っただけのものがあったりしりました。その後白黒の縞模様に変わって,最近では縦の白線が無くなって縞の部分だけになってますね。横断歩道のデザインを見ただけで時代がわかるのかも。

 懐かしい頃の時代設定の映画を見ると,いろんなことが思い出されます。この映画の舞台設定となった常磐ハワイアンセンター(現 ハワイアンズ)は,今住んでる場所からクルマで1時間程度で行けるんですが,まだ行ったことがないんです。この映画を見て,一度行ってみようという気になりました。

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2006年10月25日 (水)

番号持ち運び制

 ケータイの「番号持ち運び制」導入の直前に,ソフトバンクは「予想外割」なる新たな定額料金制度の導入を発表。それによると,ソフトバンクモバイルの加入者間の通話やショートメールの料金が無料に。また,NTTドコモ,KDDI(au)の料金制度と同内容のサービスなら,両社の料金より210円安くし,さらに,他社が対抗して値下げした場合には,24時間以内にソフトバンクもさらに値下げをすると約束。また,来年1月15日までのキャンペーン期間中に加入すれば,新プランの基本使用料月額の9,600円は7割引きの2,880円に値下げし,永続的にこの基本料金が適用されるとか。

 この料金制度は発表日まで極秘にされ,ソフトバンク社内でもごく一部の人にしか知らされていなかったらしいです。たしかに,なかなか衝撃的な料金制度です。過半数のシェアを持つドコモでは,「加入者間の通話は無料」なんてありえないでしょう。他社の割引や利用期間をすべて引き継いだ上で,そこからさらに210円引くというのも,他社からの「乗り換えやすさ」という点では画期的だと思います。ただ,期間限定で「基本料金が7割引」というのは,既に加入している人や,このキャンペーンが始まる直前に契約してしまった人にとっては腹立たしいでしょうね。どうも,この手の料金って「新規ユーザーにだけ優しい」という傾向があります。

 それに,この新料金制度でも,一般メールなどの通信料はかかるし,通話が込み合う夜間の通話は定額にならないケースがあるらしい。また,ソフトバンクどうしの通話が無料となる新プランでも,他社携帯への通話料金は,ドコモやauの通話料金よりも割高になるとか。よくかける相手がソフトバンク以外だったら,トータルで必ずしも安くなるとは限らないんですね。上手くできています。

 「キャンペーン期間終了後はどうなるのか」というマスコミの質問に対して,ソフトバンクは,「一度加入するとずっと適用される料金体系なので,財務的に問題無いかどうかを来年1月15日までに確認する必要があり,そのためにキャンペーン期間を設定している」と回答したとか。でも,その時点で「やっぱりムリでした。潰します」ってことにはないんでしょうか。ちょっと気がかり。また,キャンペーン期間が終了した後で通常料金に戻ったら,その反動で加入者の激減も予想されるので,ソフトバンクのこの作戦,長期的には必ずしも成功しないような,危ない予感がします。

 でも,極端に1社の市場占有率が高いこの業界,なんとかソフトバンクに一矢報いて欲しいし,今後の価格破壊の引き金になってくれたらなあと思います。とりあえず静観しましょう。

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2006年10月24日 (火)

臓器売買など

 最近問題になった臓器売買。移植用の腎臓が誤って廃棄されるという「オマケ」のニュースもありましたが,それはさておき,臓器移植法で臓器の売買が禁じられている理由って,なんなんでしょう。人間の体の一部に値段を付けて売買することが「反社会的」であると考えられているからなんでしょうか。同じ臓器提供でも,無償で提供する場合は「美しい行為」で,金銭を受け取る場合は「醜い行為」と,180度違うように評価されるんですね。でも,人体の一部を売ることも,健康を犠牲にして働くことも,命がけで危険な仕事に従事することも,ある意味おんなじだという気もします。

 ところで,献血について。今の日本では「売血」は禁止されていて,血液の提供は無償の「献血」によってのみ成り立っています。でも,献血した血液は,輸血用途以外に血液製剤の原料としても使われているわけで,これって「善意」で提供した血液が,結果的に血液製剤を製造している製薬会社の利益に結びついていることになりますよね(もし間違っていたらすみません)。どうも釈然としません。

 臓器提供にしても献血にしても,売買を完全に禁止するというのは「きれいごと」で,崇高すぎて非現実的にも思えます。腎移植希望者数に対して移植用腎臓の供給が極端に不足しているのが現実であり,ヤミの世界では臓器が売買されているらしいし,血液製剤用の血液にしても,供給不足で海外から「売血」を輸入しているという話も聞きます。臓器や血液を海外の「貧しい国」から買って調達するというのは,それこそ反社会的であり,日本人として悲しい行為にも思えます。法律で一つの「価値観」を押しつけるだけでなく,供給が不足しているという現実に即して,もう少し柔軟に対応してもいいいんではないかと思います。

 最近,祖母による「代理出産」が話題になりました。近い将来,報酬を得て代理出産することがビジネスになるような可能性すら感じさせるニュースです。これがエスカレートするとちょっと恐いので,なんらかのルール作りが必要だとは思いますが,子宝に恵まれない人にとっては切実な問題。人間の尊厳とホンネの兼ね合いって,難しいものです。

 売血,臓器売買,代理出産,・・・この次はどんなのが出てくるんでしょう。ちょっとコワイです。

関連記事:Chikirinの日記「臓器売買」

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2006年10月23日 (月)

偶然の一致?

 槙原敬之氏作の「約束の場所」の歌詞が,「銀河鉄道999」のセリフの無断使用に当たると松本零士氏が主張している問題。問題の歌詞は「夢は時間を裏切らない,時間も夢を決して裏切らない」というサビの部分で,この歌詞が「銀河鉄道999」に使われた「時間は夢を裏切らない,夢も時間を裏切ってはならない」と合致しているとか。松本零士氏は「ここ10年ほど,私の講演テーマとして若者に何度も何度も語りかけてきた言葉を,第3者によって世間に紹介されるのは腹が立つ」と言っているそうです。槙原氏は「盗作」は否定しているものの,「記憶に残っていたのかもしれない」とも言ったとか。たしかに,偶然の一致にしては「できすぎ」とも思えます。

 ちなみに,僕は昔テレビで一度だけこの映画「銀河鉄道999」を見たことがありますが,このフレーズは記憶にありません。また,松本零士氏に「講演テーマとして若者に語りかけてきた」と言われたって,そんな講演聞いてないし(もっとも僕は「若者」じゃないけど),急に「このフレーズは俺の専売特許だ!」と言われても,なんか釈然としません。槙原氏もたぶんそういう気持ちなのかと想像します。

 そもそも「銀河鉄道999」の連載が始まったのは1977年で,アニメ化は1978年,映画化は1979年とのこと。1979年と言えば槙原氏は10歳ぐらい。その頃流行ったアニメのセリフということであれば,やはり槙原氏の記憶の片隅にあったフレーズがついつい出てきたというのが真相なのかも知れませんね。

 自分のオリジナルな創作だと思っていても,記憶にある一部分が自然に出てきてしまう というのは,いかにもありそうな話。特に,短時間の曲の中に,過去の記憶を排除した「オリジナル表現」が要求される音楽家というのは,非常に厳しい仕事だと同情します。作曲家兼指揮者であった故レナード・バーンスタイン氏も「指揮者としていろんな曲を知っていると,作曲していても知っているフレーズがついつい出てきて困る」みたいな発言をしていたらしいです。

 ところで,作曲の分野で,こういった「偶然の一致」って,どの程度あり得るんでしょうか。たとえば音楽の最初の1小節目について,超おおざっぱに「4音」と仮定して,いったいどれぐらいの組合せがあるのか計算してみました。「ドレミファソラシ」の7音から4音を選ぶ組合せは35通りで,その4音を並べる順番は「4の階乗」だから24通り。したがって「最初の4音」というのは35×24=840通り。たった840通りしかないんですよね。実際には,最初の4音に同じ音が含まれるケースもあるのでもっと多くなりますが,数学は苦手なのでこれ以上は割愛。

 たった840通りしかないメロディーにリズムが加わり,さらに2小節目以降の組合せも加わって,音楽って無限のバリエーションがあるってことなんでしょう。かといって,無限の組合せから得られる大半のパターンは曲になり得ないような無味乾燥な「音の羅列」でしょう。無限の組合せから曲として成立する適切なパターンを選び,かつ過去に発表されたパターンは排除する必要があるんですね。作曲家って大変な仕事だと思います。

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2006年10月22日 (日)

理解できない政治家

 自民党の片山参院幹事長は,郵政民営化法案に反対して離党した議員の復党について「ずっと自民党にいて,たった一つのことで出ていった人たちであり,党に戻る強い意欲があるならば,戻さない方がおかしい」と述べ,早期の復党を求める考えを表明。まあ自民党内の話なので一般人がとやかく言うことではありませんが,そういう思いがあるなら,小泉総裁の時に堂々と言ってほしかったですね。片山氏に限らず,こういう声は多いみたいで,これが自民党のホンネだったんでしょうか。最近の自民党のこの動き,ちょっと理解できないです。

 どうでもいいニュースなんですが,小沢代表と一緒にCM出演している犬が,衆院補選の民主党の応援に同行。これに対して自民党の武部前幹事長は「動物虐待じゃないか。選挙運動は人間でも20歳にならないと携われない。許せない」との発言。犬に頼らなきゃならない民主党も心配ですが,この程度のことで立腹する武部氏も,ちょっと大人げないような気がします。政治家にはもっと中身のある論戦をお願いしたいものです。

 自民党の中川政調会長は,党静岡県連の集会で,日本の核保有の是非を議論すべきだとの考えを重ねて表明。その際,「あの国の指導者はごちそうを食べ過ぎて糖尿病だから(攻撃を)考えるかもしれない」と意味不明の発言。病人は何をしでかすかわからないとでも言いたかったんでしょうか。だとしたら,病人に対する偏見とも解釈できますね。さらに集会後,記者団に「国民が貧困にあえいでいるのに,指導者が贅沢三昧をしているのはおかしいという趣旨だった」と釈明。この釈明と発言内容との関連は理解できません。ますます意味不明です。どうも政治家の言動って理解できません。

 真偽は全く不明ですが,共謀罪の法案に対する委員会強行採決のウワサがあるそうです。しかも衆院補選後まで待ってから強行するとか。単なるウワサであることを信じたいですが,もし本当なら理解しがたいし,許せない。強行採決を企んで裏で示し合わせるような行為こそ,「共謀罪」の対象にして欲しいものです。っていうか「凶暴罪」?

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2006年10月21日 (土)

ヘンな敬語

 病院で受付の従業員が,患者に向かって「先生に診てもらって下さい」なんてことを言ったりしますが,めちゃくちゃおかしいですよね。敬語の使い方がわかってない。そもそも「先生」というのは医師に対する敬称。病院側が患者に向かって「××先生」はないだろうって思います。さすがに医師は自分自身のことを「先生」とは呼びませんよね。小学校の教師が児童に向かって,自分のことを「先生は・・・」って言うのはまあ,ご愛敬だと思いますが。

 大病院へ行くと,「××月××日の××先生の診察は休診です」みたいな掲示をよく見かけますが,同じくこの表現もヘンですね。じゃあ「××医師の診察は休診です」ならいいかと言えば,これもおかしい。会社で,社内の人が外部の人に向かって「××部長は不在です」って言うのがヘンなのと同じで,名前に肩書きを付けたら敬称になります。病院側が患者に対して「××医師」と呼ぶのは間違いでしょう。

 ところが,病院の従業員が「××先生」と言ったり,病院に「××先生」と掲示されていたりしても,あんまり違和感を覚えないのが不思議です。患者側の感覚が麻痺してしまっているのかなと思います。病院ってちょっと不思議な世界です。最近は病院側が患者のことを「××さま」って呼ぶのが流行ってますが,患者に「様」を付けることよりも,身内の医師に対するヘンな敬語の使い方を改める方が先だという気がしました。

過去の関連記事:
  「肩書き」は敬称?(2005年12月2日)
  医者と患者の関係(2005年12月11日)

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2006年10月20日 (金)

悲しい犯罪

 静岡県警は19日,「振り込め詐欺」容疑で30歳と24歳の兄弟を逮捕。ところが,この事件の被害者の女性がだまされて振り込んだのは,勤務先の自動車販売会社から横領した金で,この「振り込め詐欺」被害の総額は,横領したほぼ全額の5千数百万円にのぼるとか。笑えるニュースです。

 「被害者(?)」の女性の5千数百万円の横領ってのも凄いけど(有罪が確定して懲役3年の受刑中だったとか),その横領金の全額を詐欺で振り込ませた兄弟の方が「うわて」だったということで,凄いです。 この女性は「悪銭身につかず」の諺を実践してくれたということなんですね。横領して受刑中の「被害者」が,なんとなく哀れです。

 もう一つの悲しい犯罪。他人が出した家庭ごみを住宅に投げ込んだとして,愛知県尾張旭市の70歳の女性が廃棄物処理法違反の疑いで書類送検されたというニュース。この女性は,早朝の散歩中に,可燃ごみ袋に入った家庭ごみを,他人の住宅の庭などに不法に捨てた疑い。捨てたゴミは4回にわたって計12キロとか。この女性は可燃ごみ袋が欲しくなって盗んだゴミを不正に投棄し,空いたゴミ袋を持ち帰って自分のゴミを出すのに使ったとか。ゴミ収集有料化の影響なのか,要するに使用済のゴミ袋を盗難したってことですね。笑えるというか,悲しすぎるニュースです。これだったら「廃棄物処理法違反」じゃなくて「窃盗罪」のような気もしますが,まあどっちでもいいでしょう。

 ちなみに,僕の住む町でもゴミの有料化は実施されていて,45リットルの可燃ゴミの袋は1枚が30円。不燃物のものは1枚が300円もするんです。ゴミ収集の有料化はある程度仕方ないにしても,これが高額化してくると「ゴミ袋の盗難」なんていう,笑うに笑えない事件が起こってくるんでしょうかねー。

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2006年10月19日 (木)

議論はいいけど

 麻生外相は「政府として非核三原則を堅持する立場に変わりはない」としながらも,「核保有も一つの考え方として,いろいろな議論をしておくのは大事。他の国はみんな議論している。日本は言論統制された国ではない」との発言。

 政府としては「非核三原則を堅持する」として,この議論をするつもりはないようですね。日本国内の米軍基地への核配備疑惑もあるので,あんまりこの問題を議論したくないんでしょうか。ただ,麻生氏が言うように,この問題を国会議員が議論するのは自由(勝手)でしょう。もっとも,「政府として非核三原則を堅持」と述べているように,麻生氏の発言は一国会議員でなく大臣としての発言。ちょっと軽率だったかなという気もします。それに,何もこんなややこしいタイミングで言わなくていいのにって思います。「大臣兼任の国会議員」の立場って難しいものです。

 自民党の中川政調会長も「核保有の議論はあっていい」と発言していますが,これはあくまで党幹部としての発言なので問題無いでしょう。ただ,自民党内で議論するのは勝手だけど,元々公約にはなかった話。問題が大きいだけに,もし党として「核武装しましょう!」という方向になるなら,ぜひ公約として出して,民意を問うべきでしょう。郵政民営化選挙の時のように。

 もっとも,前回の総選挙でも,郵政民営化賛成議員の得票率は半数以下とも言われており,民意(得票率)が必ずしも議員の議席配分に反映されないという傾向があり,これはこれで難しい問題です。古い話になりますが,そもそも小選挙区制導入を公約で明確にしていなかった日本社会党(当時)が小選挙区制に賛成したために今の選挙制度が成立し,その結果,民意がますます歪められて国会勢力に反映されるようになってしまったことが,日本の政治のすべてをおかしくしてしまったように思えます。

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2006年10月18日 (水)

手書き文字

 先日受験したある資格試験に小論文の試験があり,2時間で3,000字程度の小論文を書いたんです。最近は,プライベートでも仕事でも,文章を書くのはほとんどパソコンだし,手書きの文章って慣れていないので,めちゃくちゃ疲れました。しかも鉛筆書き。手書きで書く場合は水性ボールペンのように力が要らないものが楽だし好きなんですが,鉛筆(シャーペン)ってのはすごく疲れます。

 いつも書いているブログの文字数を数えてみると,だいたい1,000字から2,000字ぐらいで,これの所要時間は,考えながらで30分~1時間ってところ。今回の試験のように,論文の構成と文章を考える時間も含めて,キーボードを使わずに2時間で3,000字というのは,相当ハードです。考えながら入力できて,入力後も自由に修正できるパソコンって便利なものだと,改めて痛感しました。

 この「考えながら文章を入力する」というのに慣れてしまうと,手紙のように,ごくまれに手書きの文章を書くような時には,まずパソコンで文章を作ってから手書きで清書ということになりますね。手書き文章をワープロで清書していた昔とは全く逆です。それに,パソコンだと漢字が思い出せなくて困るということもない。この試験の時,「曖昧」という漢字が思い出せなくて,結局ひらがなで書いちゃいました。

 僕が大学生の頃って,パソコンはおろか日本語ワープロも普及してなかった時代です。論文でも何でも,文章を書く時は手書きで,最後に清書し直すという,今思えば気の遠くなるような作業をしてました。パソコンを使えば修正も簡単だし,ベースとなる文章をコピーして一部修正して活用するなども自由自在。今の学生がホント羨ましいです。特に僕は理系出身なので,今だったらワープロソフトの「数式エディタ」を使って超美しい数式が作れる。これも感涙ものです。

 当時でも「英文タイプライター」はあったんですが,タイプライターの場合は入力ミスした時の訂正が大変。それに,印刷物の英文って,ページの右側がキレイに揃ってますよね。当時はこの「右側が揃った英文」にあこがれたんですが,タイプライターでは実現不可能。今やワープロソフトならこれも簡単にできます(当り前ですが)。う~~ん,感激です。

 当時はちょうど科学技術計算用の電卓が普及し始めた頃で,いい時代になったと感激したもので,それまでは複雑な技術計算をどうやってたのか,大いに疑問でした(計算尺とか使ってた?)。今や電卓はおろか,EXCELなどの表計算ソフトを使えば,理系の論文作成も超簡単なんでしょうね。

 あと,英文の翻訳。当時の大学の英語の授業といえば,本屋で必死になって翻訳本を探したり,友人と手分けして英語のテキストを翻訳したりするなど,「手抜き」するにもけっこう大変でした。今だと翻訳ソフトもそこそこ使えるし(機械翻訳の実用性はイマイチですが),英単語を調べる場合でも,パソコンで単語を入力すれば一発で変換。辞書を引くより遙かに速いですね。いろんな面で今は「手抜き」ができ,時間を有効に活用できます。今の学生ってホント天国に思えます。

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2006年10月17日 (火)

便利な手話

 いまだに電車の中でケータイ通話する人がいます。通常のおしゃべりだとそんなに気にならないのに,ケータイの話し声ってホント耳障り。理由はよくわかりません。通話してると,ついつい甲高い声になるからなんでしょうか。

 今日,出張帰りのJR車内で,やたら騒がしい酔っぱらいオヤジの団体がいましたが,通常のおしゃべりと違って相当うるさかったです。車内のケータイ通話禁止だけでなく,酔っぱらいや騒がしいオバサンのおしゃべりも禁止して欲しいなと思います。

 ところで,何日か前の電車で,2人の子連れの耳の不自由な女性を見かけました。子供どうしはしっかりおしゃべりしていて,母親とは手話での会話。三者でしっかりコミュニケーションが取れているようで,見ていて面白かったです。走行音で騒がしい列車の車内のような場所でも会話ができる手話って,考えたら便利ですよね。また,お互いが5メートルぐらい離れていても,手話だと静かに会話ができる。手話が話せる人って,すごく羨ましいです。手話だといくら話しても,周囲への迷惑にもならないしね。

 最近はケータイのメールが普及しているので,耳の不自由な人はメールで会話したりするんでしょうか。でも,リアルタイム性という意味では手話は捨てがたいですね。手話というのは万国共通ではないと聞きます。万国共通で,かつ片手が塞がっていても話せるような「万国共通の片手手話」なんてのを誰か開発してくれないかなというのが,僕の昔からの願望です。多くの人がこれを覚えれば,騒がしい場所でも,少しぐらい離れていても,会話が通じない国の人とでも,そして耳の不自由な人とでも 自由に会話ができる・・・なんだか夢のような話です。

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2006年10月16日 (月)

放送命令

 現在の放送法では,NHKの短波ラジオ国際放送について,総務省が指定して放送を命じる「命令放送」ができるそうで,総務省は北朝鮮による拉致問題を重点的に扱うよう,NHKに対する命令書に明記する方針を固めたとか。法的に問題無いとはいえ,総務省が具体的な放送項目を求めるのは異例とのこと。

 NHKの短波ラジオ国際放送は,経費の一部に国費が投じられていて「半国営放送」になっているんですね。知りませんでした。政府は番組内容にまでは口を出さないらしいので,この程度の「要求」は許されるのかも知れませんが,強制力を伴いそうな「命令」って表現だし,これがだんだんエスカレートして,北朝鮮の国営放送みたいになったりしないか,ちょっと気になるところではあります。北朝鮮の国営放送って,ホント笑えます。でも,戦時中の「大本営発表」みたいなもんだし,日本も過去に歩んだ道。笑ってられません。

 ところでNHKは,紅白歌合戦の入場希望を受信料支払い世帯の人に限定して募ると発表。同様の限定募集は今年度すでに6回実施しているとのことです。受信料を払っている人にだけサービスする(サービスを受けない人は受信料を払う必要がない)というのは正しい考えだと思うので,些細なことかも知れませんが,これはこれでいいと思いますね。もっとも,受信料を払っていない人は紅白歌合戦なんて見ないと思いますけど(僕がそうです)。

 ちなみに,紅白歌合戦の入場者募集は約3,000席だそうで,往復はがきによる申込時に受信契約者の名前を書くことになるそうです。昨年の紅白には約50万人の応募があったとのことで,驚きです。それにしても,3,000席の当選者全員に対して受信契約の有無をホントにわざわざチェックするんでしょうかね。北朝鮮の核実験みたいに「言って脅かしてるだけ」って気がしないでもないです。

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2006年10月15日 (日)

海外名所巡り

 10月12日の朝日新聞によると,衆院事務局の職員が「海外派遣研修」の名目で,国勢調査活動費でヨーロッパに出張し,博物館や美術館巡りをしていたとか。「研修」は年度末に集中しており,予算消化の疑いもあるそうです。

 03年1月のある職員の例は,「欧州各国における請願制度等調査」の名目で,フランス・ギリシャ・イタリアに2週間出張し,7箇所の美術館や宮殿巡り。「計画に入ってない美術館に行ったのは文化・伝統を調査しようという意識の表われ」「派遣目的の『請願制度等調査』の『等』には文化の研究も含まれる」「行きたくなくても職務として言っているので入場料を公金から支出しても問題無い」「相手国の状況も考えて出やすい時期に出ているので1~3月に行く傾向が強い」などなど,かなり苦しい「言い訳」をされているようです。

 「年度末の予算消化で海外旅行」というのは明らかで,こんなの氷山の一角だろうと思います。これは新聞社から会計検査院に対する情報公開請求で明らかになったそうですが,会計検査院こそこういうのを指摘して欲しいもんですね。海外旅行はおろか,残業時間中の食事代やコーヒー代すら自費負担の民間人にとっては羨ましい限りです。公費でコーヒーは出ません!(←怒りのギャグです)

 せっかく情報公開しているんだし,この「欧州各国における請願制度等調査」の調査結果がどんな立派な報告書になっているのか,ぜひ見てみたいものです。

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2006年10月14日 (土)

パスワード

 ネットで買い物や会員登録をする時など,会員IDやパスワードを決めなきゃならない機会がいっぱいありますね。これが増えてくると覚えられなくなって混乱するんですが,今日はこの「パスワード」を決める時の僕なりの「こだわり」について。こんな所で公開するような話題じゃないような気もしますが。

 まずは,銀行のキャッシュカードやクレジットカード。この暗証番号って大昔から数字4ケタ。今どきこんなパスワードでホントにだいじょうぶなのか,ちょっと心配ですが,カードによって暗唱番号を変えたりすると,わからなくなって結局メモを残すハメになり,これはこれで超危険。絶対に忘れない番号を1つだけ決めて,それに統一するのがベストでしょう。もちろん自宅電話番号や生年月日は危険で,ちょっとヒネッた番号にしましょう(「別れた恋人の電話番号」みたいに)。僕もカードは20枚ぐらい持ってるんですが,すべて統一してます。万一カードを紛失した時のことを考えるとちょっと心配ですが,銀行にはほとんど残高はないし,クレジットは盗難保障もあるのでいいかと。代わりに,所有しているカード番号とクレジット会社の連絡先一覧は,しっかり記録してあります。これはこれで危険?

 ネットに登録する会員パスワードって,最低4ケタのものから8ケタ以上のものまでさまざま。また,「数字のみ」「英字+数字が必須」「英字+数字+記号が必須」など,バリエーションが豊富。これも「4ケタ数字のものはこれ」「8ケタのものはこれ」と,何パターンか決めておくといいでしょうね。英字の場合には,キーボードの配列に合わせて入力しやすい文字を選んだり(たとえば「hjkl」みたいに),何かのゴロ合わせで覚えたりする方法があります。たとえば,「drmsngkrnd」(『だるまさんがころんだ』の子音のみ)みたいに。

 記号文字が必須の場合は,シフトキーを押さなくて入力できる文字を選んだ方が入力しやすいので,「%」「#」などより「/」「-」などの方がいいと思います。ユーザーIDが自動的に決められるケースがありますが,英文字が大文字になる場合などがあり,なんでわざわざシフトキーを押させるような文字にするのか,ちょっと理解に苦しみます。

 携帯入力の場合は,覚えやすさ以上に,なるべく簡単に入力できるようにしたいです。安全上差し支えないものは定型文に入れておくものいいし,英字の場合はキーを押す回数が少なくてすむ簡単な文字がオススメです。たとえば「abcd」なんてのは最悪で,「adgj」みたいなのがいい。以前,会員IDを任意の文字列で指定する機会があり,「adgj」「adad」「adgjmp」「adgjmptw」みたいなのを色々指定したんですが,すべて既に使われていて登録できませんでした。やっぱりおんなじことを考える人が多いんですね。

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2006年10月13日 (金)

有名人は辛いね

 TBSの「筑紫哲也ニュース23」。新メンバーになってから1回見ただけなんですが,膳場貴子アナはなかなか良かった。マトモに日本語が話せる数少ない女子アナの一人かなという気がしましたね。一方,民主党議員との不倫問題で休養中の女性アナウンサーは,僕は結局この番組ではほとんど見ずじまいに終わりそうです。

 それにしても,この女性アナウンサー,立場をわきまえない,ちょっと軽率な行動だったと言えるでしょう。でも,飲酒運転や万引きをしたというのならともかく,恋愛ですよね,恋愛。ここまで社会的制裁を受けるというのは,ちょっとお気の毒な気もします。僕はアナウンサーや国会議員が清廉潔白な人間だなんて全然思ってないので,不倫ぐらい個人の自由じゃん! って思います。まして不倫が問題になるのは当事者の関係者(配偶者など)であって,第三者がとやかく言うことではないでしょう。

 かつては刑法に「姦通罪」というのがあり,既婚の女性と相手の男性に対してのみ成立する罪で,逆の場合(既婚の男性が未婚の女性と関係を持つ場合)には成立しない罪であったため,男女平等に反するとして戦後廃止されたそうです。したがって,今の刑法では,既婚者でも未婚者でも,恋愛は全く自由ということですよね(民事上の問題となる「不貞行為」は別です)。

 法律上のオカタイ話は別にして,この「不倫」というのもきわめて曖昧な概念だと思います。たとえば離婚する直前だったら「不倫」になるけど,離婚直後だったら同じ相手と関係を持っても「不倫」にはならない。結婚前だったら単なる「三角関係」や「二股」だったのが,結婚した直後から「不倫」となるワケで,不倫が今回のような騒動になることを考えると,「不倫」に該当するかどうかというのは,ちょっとの違いで天国と地獄ほどの差がありますね。

 それに,この二人がもし有名人じゃなかったら,こんなに社会的制裁を受けることもなかったでしょう。行動の自由が束縛される有名人って大変です。僕は,いつでも自由に恋愛ができる無名人で,ホント良かったです。あ,別に不倫したいとか言ってるわけではありません。でもキライではないですけど。いえ,こっちの話・・・

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2006年10月12日 (木)

外来語

 昨日に続いて外来語のことを。

 外来語の多くはカタカナに置き換えられていますが,漢字に置き換えられたことばもけっこうありますね。この場合,亜米利加(アメリカ),珈琲(コーヒー)みたいに,漢字の「読み」だけを当てはめたものもありますが,漢字の「意味」を当てはめて「当て字」にしたものが多いと思います。たとえば,麦酒(ビール),煙管(キセル),煙草(タバコ)のように。

 また,中には,漢字の「読み」も「意味」も両方ぴったり当てはめた,見事な外来語もありますね。有名なのは,型録(カタログ)。これ,素晴らしい「当て字」だと思います。これ以外には,倶楽部(クラブ),浪漫(ロマン),冗句(ジョーク)なんてのがあります。「簿記」って純日本語かと思ってたら,「bookkeeping」という外来語だったんですね。知らなかった。

 ところで「台風」ということば。英語ではタイフーン(typhoon)なんですが,もともと中国語(日本語)だったのが「typhoon」になったのか,英語を「台風」に当てはめたのか,偶然の一致なのか,調べたけどはっきりしませんでした。もしご存じの方がおられたら,教えて下さい。

 この他に,世に認知はされてないけど,漢字の「読み」「意味」の両方を当てはめた外来語というのをネットで探してみると,こんなのがあります。
   ジレンマ → 自練痲
   アリバイ → 在場居
   ジュース → 汁素
   ネック → 根苦
   ダメージ → 打命事
   コンプレックス → 困怖劣苦素
   リサイクル → 離再来
   ランダム → 乱駄無

 ところで,「kill」と「斬る」,アルファベットの「T(ティー)」と漢字の「丁(てい)」なんてのも,偶然の一致とは思えない。面白いです。ちなみに,「T字路」というのは,元々正しくは「丁字路(ていじろ)」だったそうです(トリビアの泉より)。

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2006年10月11日 (水)

カタカナ

 適切な日本語があるのに,わざわざカタカナにしてわかりにくく話す人って,よくいますよね。安倍総理の所信表明演説もそれに近かったのかも。逆に,適切な日本語が見つからない外国語をとりあえずカタカナにして,それがそのまま外来語として普及するという例も多いので,その点カタカナって便利なんでしょうね。もしパソコンの「マウス」を「鼠」に置き換えていたら,かえって意味不明ですもんね。

 カタカナに相当する文字がない中国語では,誰がどのようにして決めるのか知らないけど,どんな外来語でもほとんど漢字で表記してしまうところがスゴイです。中国文化の奥深さというか,頑固さを感じます。ちなみに,さきほどの「マウス」の中国語は「鼠標」だそうです。

 ネットで公開されている中国語辞典なんてありますが,見ていて飽きないし,面白いです。たとえば,
   コンビニエン・スストア → 便利店
   チェーン店 → 連鎖店
   ホットライン → 熱線
のように,多くはそのことばの意味から漢字に置き換えているみたいです。固有名詞でも「IBM(International Business Machines)→ 国際商業機器」みたいに,元の意味をそのまま漢字に置き換えているのもあれば,「ニッサン → 尼桑」みたいに,発音の近い漢字に置き換えているのもあるみたいです(ニッサンは「日産」でいいような気もしますが)。

 日本語でも,外国の国名は,仏蘭西(フランス),亜米利加(アメリカ)のように,かつてすべて漢字に置き換えられましたね。このため「アメリカ」は日本語では「米国」なんですが,中国語では「美国」。中国の敵対国だったアメリカを「美国」と呼んでいるところが皮肉っぽくていい。つまり,中国人にとっての「美しい国」というのは,日本でなくアメリカのことなんですね。

 ちなみに,「美しい国(うつくしいくに)」を逆から読むと「憎いし,苦痛(にくいしくつう)」になるというジョークがあるそうです・・・なるほど! 中国がアメリカを「美国」と呼ぶ理由がわかりました。ホント奥が深いです,中国語。

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2006年10月10日 (火)

どうなる? 安倍内閣

 テレビと新聞でちょっと見た程度なんですが,安倍総理の所信表明演説と代表質問,そして予算委員会の質疑を見て感じたことを。

 安倍総理の所信表明演説は,与党内での評価は高かったものの,「役人が作った文章」「抽象的で中身がない」「カタカナが多すぎて不自然」などの批判も多かったようで,たしかに抽象的で意味不明の表現が多かったように感じます。共産党の志位委員長に「小泉さんは迫力があった」と言わしめたほど(今ごろ小泉氏を褒めるなよって思いましたが),たしかに話しっぷりに小泉前首相ほどの迫力と自信は感じられませんでした。

 それにしても,民主党は初っぱなから党首が入院で不在。代表質問に立った鳩山幹事長は「小泉首相が誕生した時はエールを送った苦い経験がある」と述べて方向転換するなど,ホントに野党第1党として今後安倍内閣ときちんと対立していけるのか,こちらの方がちょっと心配なところです。

 予算委員会での野党質問は,せっかくのツッコミどころをきちんと質問してないように思えました。本来,国会質問というのは演説やパフォーマンスの場ではなく質問するところ。自分の感想を述べたり,パネルを使ってマスコミ向けに自分の主張を披露したりする場ではないはずです。これがわかってない野党質問者が多いのも嘆かわしいですが,田中真紀子氏の単なる感想を「真紀子節」と持ち上げて報道するマスコミにもうんざりです。野党には,もっと切れ味鋭い質問を期待したいし,マスコミも肝心の部分をきちんと報道して欲しい。

 安倍内閣発足当初は,来年の参院選で自民党が大敗して短命内閣になるのかなと予想していましたが,それ以上に心もとない野党とマスコミに支えられて,けっこう長期政権になったりするのかなと,最近は感じています。

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2006年10月 9日 (月)

一票の格差

 いわゆる「一票の格差」が最大5.13倍(鳥取県と東京都)になった2004年7月の参院選をめぐり,最高裁は「合憲」との判決。15裁判官中10人が合憲と判断し,5人が違憲と判断したものの,違憲と判断した5人はいずれも,無効とすると公益に著しい障害を生じることを考え,判決主文で違法を宣言しつつ請求は棄却すべきと述べたとか。また,2004年の大法廷判決で合憲とした9人中4人が「次の選挙で漫然と現状が維持されたら違憲判断となる余地が十分ある」と警告していたものの,その4人のうち1人は退官し,残る3人のうち,今回は1名だけが違憲判断に回ったそうです。結局,「次回は違憲と判断するかも」と言った前回の判決はポーズだけだったということなんでしょう。

 それにしても,今回「違憲」と判断した5人はいずれも選挙自体は無効にできないとの判断。また,過去の「一票の格差」判決で違憲との判決が出たケースでも,選挙自体が無効になったという前例はありませんね。これは,選挙自体を無効にすると,その選挙後に成立した法案や予算がすべて無効となり,政治に大混乱を来たすという「配慮」からなんでしょう。

 でも,これって全くおかしいと思います。無効判決に伴う政治的混乱については裁判所が関知するべきものでないし,そういう裁判所の判断のおかげで,これまで「一票の格差」の拡大が放置されてきたのだと思います。裁判官は,裁判所の役割と判決の「重み」というものを全然わかってない。選挙が無効になって政治が混乱したら,それはそれで大いに結構であり,裁判所が事情を斟酌すべきものでは無いはずです。政治的混乱を避けるために本来出すべき判決を出さない裁判官って,ホント気に入らないです。

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2006年10月 8日 (日)

法令違反者への処分

 NHKは受信料不払い世帯に対し,最終的には給与などの差し押さえも可能な民事手続きの「督促」を申し立てることを10月5日に明らかにしました。これの対象は,受信契約は結んだものの支払いが止まった東京都内の48件(事業所1件)で,請求金額は12万6,360円(4年6カ月分)~4万1,850円(2年6カ月分)とか。

 受信契約を結びながら支払いを拒否している人と,受信契約自体を結んでいない人との間で,不公平感が拡大することとなりますが,NHKはずいぶん強気に出たものだと思います。

 こんな風にNHKが強気に出ると,必ずと言っていいほど表面化するのが新たな不祥事で,今回もやはり出ました。今回は,NHKの富山支局長が富山市内のホームセンターで5月に万引きをしたという事件。しかも,これが表面化したのはNHKがこの「督促」を発表した翌日の10月6日。ちょっと「できすぎ」ですよね。

 もっとも,今回の「事件」は,局内での不祥事ということではなく,あくまで私生活での犯罪。休日にホームセンターで買い物をした時の品物5,000円相当を万引きしたもので,店の通報で駆けつけた警察官に万引きを認め,店に代金を支払ったため,警察は検察に報告するだけの「微罪処分」としたそうです。それにしても,この「微罪」を嗅ぎつけたのは地元紙記者だそうで,マスコミってほんと恐ろしいです。もしこれが一般サラリーマンや無職の人だったらこんなのはニュースにもならないわけで,その意味ではNHK職員って気の毒な立場だと同情します。この支局長は,停職3カ月の懲戒処分になったそうですが,支局長自ら退職願を提出して受理されたとか。

 民間企業の会社員でも公務員でも,飲酒運転で検挙されたら即「懲戒免職」というのが最近の流行りですが,飲酒運転に限らず,警察沙汰になったような場合には,会社からそれなりの厳しい処分が科せられるんでしょうね。でも,冤罪の可能性も考えると,職務遂行とは関係のない私生活での犯罪に対して会社が厳罰を科すというのも,ちょっと行き過ぎのような気もするし,どの程度の処分が適切かは難しい問題だと思います。

 万引きや痴漢などに対しては社会的制裁が厳しいものの,スピード違反や駐車違反などの道路交通法違反などに対しては,「会社」も「社会」も比較的寛容で,スピード違反によって会社から懲戒処分を受けるようなことはまずないでしょう。でも,道路交通法違反者が反則金を納付することによって刑事手続を免れる交通反則通告制度(1968年に導入)が導入される前までは,すべての道路交通法違反に対して科料や罰金の刑罰が適用されていたわけで,前述の支局長よりも,道交法違反者の方が法的には「重い罪」を犯していたことになりますね。

 ということで,法令違反を犯した時に会社からどんな処分を受けるのか,基準がハッキリしていないのでちょっと不安です。飲酒運転問題をキッカケにエスカレートして,「スピード違反者は懲戒処分」なんてことにならないことを祈りたいです。

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2006年10月 7日 (土)

非核三原則

 今回の北朝鮮の核実験声明は,たぶん「言ってるだけ」なんでしょう。この北朝鮮声明に対して,多くの国が非難を表明していますが,現に核兵器を保有したり過去に核実験を強行したりしている国に,北朝鮮を非難する権利があるのかというのは,ちょっと疑問。核実験を実施した国が北朝鮮の核実験を非難しても,あんまり説得力が感じられません。

 じゃあ,日本は堂々と北朝鮮を非難できるのかというと,これまたちょっと疑問。日本が核兵器を持ってないという確証はないし,少なくとも米軍の核兵器が日本国内に持ち込まれている確率はかなり高いと思います。

 思い出すのは,1974年に米軍退役少将のラロック氏が「核装備した米艦船が日本に寄港する際,核兵器をその都度おろすようなことはしない」と証言した,いわゆる「ラロック証言」。たしかに日本に寄港するためにわざわざ核兵器をおろすというのは不自然だし,信憑性のある証言でしょう。この「ラロック証言」なんて今や死語になった感がありますが,これは僕が政治に興味を持ち始めた頃のニュースだったので,当時僕にとってはけっこう衝撃的でした。

 この証言によって,非核三原則(核兵器を持たず,作らず,持ち込ませず)が嘘っぱちだったことがバレて,この非核三原則によって佐藤栄佐久氏,じゃない,佐藤栄作氏が受賞したノーベル平和賞って,いったい何だったのかと思いますが,佐藤栄作氏はこのラロック証言の翌年の1975年に亡くなられています。ご本人はどんな思いでノーベル平和賞を受賞されたのか,今となってはわかりません。それにしても,この「非核三原則」ってのも死語になりつつあるように思えます。

 日本に寄港する米艦船がわざわざ核兵器をおろすというのが不自然なのと同じように,大量の核兵器を保有しているアメリカが,日本の基地にだけ核兵器を配備していないというのも極めて不自然でしょう。核兵器は既に日本に持ち込まれていると,僕は確信しています。北朝鮮の核兵器も心配ですが,それ以上に国内にある核兵器もちょっと気がかり。ヘーキな心境ではいられません。

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2006年10月 6日 (金)

敬語の分類

 敬語の指針作りに取り組む「文化審議会国語分科会の敬語小委員会」が,現在「尊敬」「謙譲」「丁寧」の3つに分類されている敬語を,5つに分類する指針案をまとめたとか。それによると,謙譲語が「謙譲語I」と「謙譲語II(丁重語)」に,丁寧語が「丁寧語」と「美化語」に分かれるそうです。

 「謙譲語I」というのは,「伺う」「申し上げる」など,自分がへりくだることで相手への敬意を表現することばで,「謙譲語II(丁重語)」というのは,「申す」「いたす」など,自分の動作などを丁重に表現することば。「丁寧語」は「です」「ございます」のように,相手に対して丁寧に述べることばで,「美化語」は「お料理」「お酒」のように物言いを上品にすることば・・・だそうです。

 でも,敬語というのは話していて自然に出てくるべきもの。分類を変えたからといって敬語の使い方が変わるものではないし,正しい敬語が使えるようになるわけではないでしょう。こういうことに労力を費やす国文学者の方って,ハッキリ言ってよほどヒマなんでしょうか。何を目的とした指針案なのか,全く理解できないです。

 同じような話として,学校(小・中・高)では日本語の文法を教えていますが,これも目的がイマイチ理解できません。日本で育って日本語を話せる人は,話す時にまさか「文法」を意識して話したりしないですよね。主語がどれ,述語がどれ,連体修飾だの連用修飾だの・・・文法を意識せずに自在に話せるのがフツーでしょう。

 もちろん,日本人が外国語をマスターする時にその文法を知る必要があるのと同様に,日本語を話せない(書けない)人に日本語を教えたりする場合には,国文法は必要でしょう。また,古文を理解するような場合には文法が必要となる場合もあるでしょう。でも,日本語を自然に話せる日本人に現代文の国文法を教えるのって,全く意味が無いと思います。ん? 僕のブログの文章は,もう少し文法を勉強した方がいいって? う~~ん,それは言えるかも。

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2006年10月 5日 (木)

犬の嗅覚

 今年の3月に,歌手の藤圭子さんが所持していた現金約5,000万円がニューヨークのケネディ空港で差し押さえられていたと,最近報じられました。なんでも,空港の麻薬探知犬がこの大量紙幣に反応を示したとか。また,最近,米映画協会(MPAA)が,海賊版DVDを探し出すよう訓練された探知犬を空港などの税関で使うというニュースもありました。この探知犬は,光ディスクに使われているポリカーボネートのニオイを嗅ぎ分けられるとか。さすがに海賊版かどうかは分からないものの,スーツケースの底などに隠されたDVDを見つけることはできるそうです。皆さん,海外からの「怪しいDVD」の持ち出しには十分気を付けましょう!

 どんな物でもラップで包んだら,犬でもニオイを嗅ぎ分けられないという話を聞いたことがあります(真偽はわかりませんが)。もし本当なら,怪しいものを空港から持ち出す場合には,ラップで包んでおくといいのかも。

 それにしても,人間にとっては無臭と感じる紙幣やDVDのニオイを嗅ぎ分けられるなんて,犬の嗅覚って凄いです。ウチでは犬は飼ってないのでわかりませんが,この程度のニオイに反応するんだったら,飼い主の「オヤジ臭」とかは,犬にとっては我慢できないぐらい迷惑なんでしょうね。

 これだけ鋭い犬の嗅覚,日本では警察犬として利用されているぐらいしか思い浮かびませんが,他にもいろんなケースで使えそうですね。たとえば,走行するクルマの運転手の呼気から発するアルコールのニオイを一瞬で検出するとか。

 人間の場合,女性は男性に比べて嗅覚は数倍鋭いらしいですね。僕も嗅覚はそんなに良くないけど,やっぱり嫌なニオイは気になります。少々マズい食べ物でも我慢して食べることはできるけど,嫌なニオイというのはちょっと我慢できないです。

 逆に,ちょっと変わった「好きなニオイ」なんてのもあります。たとえば,新しいクルマのニオイ。この新車特有のニオイ,気分が悪くなるという人もいますが,僕はどちらかというと好きです。また,新築の家独特の「新しい木材のニオイ」や「新しい畳のニオイ」なんかも好きですね。まあ,ナントカと畳は新しい方がいいって言いますから。

 ちょっと変わった「懐かしいニオイ」というのも好きです。たとえば,なんていう種類の紙なのか知りませんが,ツルツルした紙に印刷した,新しい紙とインクのニオイ。ちょっと生臭い感じがするんですが,なんとなく懐しい感じがして好きなんです。子供の頃に勉強した教科書や参考書のニオイを思い出します(もっとも勉強はキライでしたが)。あとは,塩素消毒剤のニオイ。大半の人はこれを「臭い」と感じると思いますが,このニオイ,小学校時代のプールが思い出されて懐かしく,けっこう好きなんです。ニオイに関しては,僕はちょっと「変人」かも。ちなみに,いくら懐かしくても「田舎の香水」のニオイだけはカンベンです。

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2006年10月 4日 (水)

視聴率低下

 今年のプロ野球巨人戦ナイターの年間視聴率(関東地区)が9.6%と低下し,初の1けた台になったとか。また,視聴率低下を受けてフジテレビが8月から地上波中継をやめるなど,「巨人戦離れ」がさらに加速したこともあり,9月の月間平均視聴率は7.0%だったとか。こういう話がニュースになると,「野球人気回復のためには巨人が強くならないとダメ」なんてトンチンカンなことを言う野球解説者が出てきそうで,ちょっと困りますが。

 そもそも,テレビの総視聴率が最も高い時間帯である19時~22時で総視聴率は約70%と言われ,それを単純に関東地区の民放5局とNHK2局の合計局数で割ると10%になるため,視聴率が15%を超えると「ヒット作」と言われるらしいです(Wikiより引用)。したがって,同一チームの試合の年間視聴率が10%弱というこの数字,僕はこれでも十分高いと思います。逆に,過去の数字が異常だったのでしょう。

 仮に全人口の約30%がプロ野球ファンだとして(これは十分大きめの数字だと思います),それを12球団で等分して試合する2チーム分の値にしたら5%。「好きなチーム以外の試合でも見る」という人や,チームが嫌いでも試合を見るという「アンチファン」がそれと同じぐらいいると仮定すると,トータルで10%。それに「総視聴率」70%をかけると平均で7%になります。そう考えても,通年で10%弱というのは十分立派な数字でしょう。やっぱり人気チームの巨人だからこそ出せる数値だと思います。

 今年に限って言えば,両リーグとも上位争いが伯仲していて面白かったし,トータルの観客動員数も延びているそうなので,全体としてみればプロ野球人気が低下しているとは思えないです。春のWBCでの日本チーム優勝も野球人気アップに貢献しているとも言われています。

 ただ,プロ野球の試合というのは,試合時間が不確定で,しかも3時間程度と長く,実質的にプレーが進行していない部分が多くて全試合時間の中での「見せ場」が少ないなど,そもそもゴールデンタイムにテレビで完全中継するにはちょっとムリがあるスポーツなのかなという気がします。

 ということで,プロ野球全体として見れば,巨人戦ナイターの視聴率低下は別に心配するような現象ではないと思います。もはやナイター中継がゴールデンタイムを毎日占領する時代ではなくなったと考えるべきでしょう。それよりも,「優勝争いの試合は無視して成績とは無関係に巨人戦を放映」ということを改めることの方が重要でしょうね。

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2006年10月 3日 (火)

ロボットと最新技術

 1週間ぐらい前の新聞に出ていた記事・・・福岡市の商店街で,早稲田大学の研究室とベンチャー企業が共同開発した2足歩行ロボット「WABIAN-2R」の公開歩行実験を実施。なんでも,2足歩行ロボットが公道を歩いたのは世界初とか。このニュースでちょっと気になったのは,そもそもロボットって,歩道を歩いていいのか,車道を歩くべきなのか,道路交通法上ではどういう扱いなんでしょう。ちなみに,人が馬に乗った場合は「軽車両」扱いで,歩道でなく車道を走行する必要がありますね。そして,もし酔っぱらって馬に乗ったら「酒気帯び運転」が適用されるんでしょう,たぶん。ロボットの場合は,それに人が乗らない限りは「おもちゃ」と同じ扱いで,もしロボットが人間をおんぶしたら車両扱いになるの? よくわかりません。

 同じ日の新聞に,自転車に乗って坂道をゆっくり上昇できる2速歩行ロボットが紹介されていました。腹部に仕込んだ円盤がカラダの傾きと逆方向に回転して自転車のハンドルを小刻みに操作し,転倒を防ぐ仕組みだそうです。このロボットの名は「ムラタセイサク君」で,村田製作所製のロボットだということが丸わかりの名前。もうちょっと気の利いた名前を付けろよって思いました。

 それにしても,自転車に乗ったロボットが公道を疾走したりしたら,ちょっと不気味だし危険です。2足歩行ロボットが町中を闊歩する日も遠くないような気がするので,いろんなケースを想定して,早急に道交法を整備する必要があるような気がしました。

 ところで,この実験,技術力を誇示するための実験としては意味があるかも知れないけれど,2速歩行ロボットが自転車に乗ることにどんな実用性があるのかは理解できません。もし実用上必要なら,ロボットの足を最初から車輪にすればいいんだし。

 実用性がよく理解できない発明と言えば,これも最近新聞に紹介されていた記事ですが,1つの液晶画面で,異なった3方向へ別々の映像を同時に表示できる「トリプルビュー液晶」をシャープが開発したとか。技術的には凄いと思うけど,どんな実用性があるのか,僕にはよくわかりません。たとえば「空港や駅などに設置して,人の動く方向によって異なる広告を映し出せる」とか書かれていたけど,何もこんな高級な液晶を設置しなくても,別々のモニターを3台設置すればいいじゃん! って思います。クルマのカーナビ用のモニターとして設置して,運転中の運転手と助手席と後部座席で別々の映像を見せるとか? これも,もしそんな必要があるなら,別々のモニターを設置した方がお手軽だし使い勝手もいいような気がします。そもそも,画面をいくら増やしても,音声は1つに限定しないと音が混線してしまって使えないと思いますよ。

 この手のものを開発した時は,「これは便利!」と思える使用例を発表しないと,せっかくの発明が台無しになってしまうような気がします。

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2006年10月 2日 (月)

青函連絡船が復活?

 青森と函館を結んでいた青函連絡船は,青函トンネルの開通に伴って1988年に廃止。今でも青森~函館間の民間航路があるものの,波止場が駅から離れていて,列車からの乗り継ぎは不便らしいです。そこで,連絡船の廃止以来「さびれた」と言われる青森市は,以前のにぎわいを取り戻そうと,青函連絡船の復活をめざして「平成の青函連絡船構想」を立ち上げたとか。これが実現すると,かつての青函連絡船と同様に,JR青森駅と函館駅近くの波止場に停泊した船に駅から直接乗り込めるようになるらしいです。

 たしかに,青森市という町は,北海道と結ぶ玄関口としての印象が大きく,連絡船が無くなって列車で直接北海道へ渡れるとなると,わざわざ青森で下車する人は激減したことが容易に想像できます。でも,青函トンネルを渡る列車の場合,1日の運行本数は,寝台列車5往復程度と昼間の特急が10往復程度。トンネルの建設開始当初はフル規格の新幹線を通す計画だったのかも知れませんが,巨額の費用をかけたトンネルの使用頻度としては,ちょっと淋しい気がします。

 寝台列車で本州から直接北海道へ乗り入れる時など,これはこれで確かに便利でしょう。でも,昼間のJR特急だと青森から函館までの所要時間は約2時間。単純計算だと,最新の高速船を利用すれば所要時間はJRより短くなるため,「平成の青函連絡船構想」は現実味のある話なのかなと思います。もっとも,単に「急ぐだけ」の旅行客は,船や列車でなく飛行機を利用するんでしょうが。

 僕は,かつての青函連絡船には一度だけ乗ったことがあるんですが,所要時間が約4時間と中途半端に長く,海の景色は単調で(当り前だが海しか見えない),ちょっと退屈したのを覚えています。少し暗めの「津軽海峡冬景色」の唄がぴったり当てはまる航路という印象でした。でも,それ以上に,青函トンネルを渡る車窓の風景は,海上から見た津軽海峡の景色以上に味気ないんだろうなと想像します。2箇所ある海底駅(竜飛,吉岡)も,何のためにあるのか,ここで降りて何をするのか,イマイチよくわかりません。

 ということで,この「平成の青函連絡船構想」,ゆったりと旅情を味わいたいという余裕のある人にとっては,ちょっぴり朗報なのかなと感じました。

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2006年10月 1日 (日)

国費で弁護人

 警察署や拘置所に勾留された容疑者に資力がなくても,希望すれば国費で弁護人をつける制度が導入されるそうです。これまでは起訴以降からだった国選弁護を容疑者段階にも拡大するもので,請求から原則2日以内に弁護士が駆けつける仕組みとか。

 もっとも,これに対しては「容疑者の弁護士費用を税金で負担するのはどうか」との異論もあり,適用対象は預貯金などが50万円未満の人(本人申告値)に限るとか。預貯金は50万以上あるけど差し引きで借金の方が多い僕みたいな人はどうなるのか,ちょっと気がかりなところですが。

 自分に限って勾留されるようなことは無いと思っている人は多いでしょう。僕自身もそう思ってますが,冤罪で逮捕される可能性というのはやはり誰にでもあるわけで,もし無実で逮捕された時のことを想定すると,やっぱりこの制度はありがたいです。こういう時に頼れるのはやはり弁護士ですから。

 話は変わりますが,2004年の奈良市の小学1年生女児誘拐殺害事件の被告に対して,求刑どおり死刑判決。被害者が1名の殺人事件での死刑判決は珍しいとか。被害者の両親は「極刑以上の刑を与えて欲しい」と訴えており,死刑判決に対しては感謝のコメントを出されています。これで死刑が確定すれば,被害者遺族としても一安心なんでしょう。

 この事件の被告は,公判を通じて「更生する自信がない」「死刑にして欲しい」「早くおさらばしたい」などと言い続けていたとか。被告本人にとっても,死刑判決は「願ったり叶ったり」ということでしょうか。

 この判決の妥当性とか死刑制度について言及するつもりはありませんが,ちょっと気になったのは,被告側が即日控訴したということ。被告は死刑を望むような発言があったのに,控訴したということは,その意思を翻したということ? それとも,被告の意思とは無関係に弁護側が控訴したということ? どちらなのかよくわかりませんが,もし後者だとすると,これは弁護人として許されることなんでしょうか? 弁護人の判断としては行き過ぎのような気がするし,自分が容疑者になったような時,弁護士ってホントに頼りにしていいものなのか,ちょっと気になりました。

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