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2006年7月18日 (火)

礼節

 大相撲って基本的には見ていないんですが,ちょっと気になったニュースから。

 15日の大相撲名古屋場所で,露鵬関は千代大海に敗れて土俵下に落ちた際,千代大海関と口論・にらみ合いとなったため,審判部が両者を呼んで注意。この後で,露鵬関は,廊下で取材していた毎日新聞記者に「写真を撮るな」と叫んで暴行。この件に関して,17日に日本相撲協会理事長は,「カメラが前に出てきたのを振りほどこうとしたのかも知れない」と,取材側にも原因のある偶発行為だった可能性があるとのコメント。

 ちなみに,露鵬関はロシア出身で,本名は「ボラーゾフ・ソスラン・フェーリクソビッチ」とか・・・う~~ん,舌噛みそう。外国人力士で本名を名乗る力士がいたら面白いのにと思います。特に「呼び出し」なんか,これだけ長いと覚えられないかも。

 で,カメラマンへの暴行が事実だったとしたら,それは論外として,両者が土俵下でにらみ合いになったことに関して,「礼節を欠いている」「土俵の所作が乱れている」「見苦しい」「マナーが悪い」「土俵を降りての遺恨はいけない」などなど,角界関係者からは一様に「礼節」を重んじた否定的な発言。特に最近は,稀勢の里や把瑠都が土俵で相手をにらみつけたとか,過去にも朝青龍と旭鷲山がトラブルを起こしたとかいうことがあり,関係者は苦々しく思っているみたいです。

 でもまあ,本気で勝敗を競うスポーツであり,しかも1対1の格闘技なんだし,勝負の結果に対して感情をむき出しにするのは極めて人間的で自然な行為。もう少し寛容になってもいいのかなと思います。もちろん,勝負の後で礼をしたり握手をしたり,勝者を称えるというのはスポーツとして大事なことだし,スポーツの「美しさ」であることは否定しません。

 感情を出さずに「礼節」を重んじることが角界の「美学」なのかも知れませんが,これに過度に固執するのも考え方が古いと思うし,ついていけない。僕なんかは,もともと「本気度」に疑いのある大相撲において,こういった「本気」の感情が出てくるのは,むしろ喜ばしいことじゃないかと思ったりしますけどね。

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コメント

千代大海に「なんだ、オラ」と言われて逆上したって話ですけど、オラでカッとなるのってイマイチわからない。
なまじ日本語が上手いと通じるから困っちゃう(笑)。
千代大海も入門前は札付きのワルだったらしいし、ガン付けは得意? 相手もケンカっぱやそうだし、親方も苦労しますね。
それにしても今回朝青龍が「オレも昔やったからあまり言えないけど」と前置きして、二人をさとすような発言してるのには驚きました。みんなオトナになるんだな〜〜って(笑)。

投稿: dashi | 2006年7月19日 (水) 12時09分

 こんにちは。
 たしかに,「なんだオラ」が通じたというのは,露鵬関の日本語能力って なかなかのもの。
 いずれにしても,馴れ合いで相撲するような悪しき慣習はぶっ壊して欲しいと思います。その意味で「外国人力士ガンバレ!」です。ヘンにオトナになって欲しくないかなー。

投稿: かば | 2006年7月19日 (水) 23時16分

格闘技は要は殺し合いですよね。それを、そのままストレートではまずいんで礼とかで、オブラートするわけだし、又スポーツ化するには、一定のルールも必要なわけだよね。礼節もその一環なのかもね。でも、相撲に限らず練習では、闘争本能をむき出しでやらないと、相手にやられてしまうしねえ。でも、十何年か前のあの八百長事件が嘘みたいな話題だよね。

投稿: kou | 2006年7月20日 (木) 10時26分

 毎度どうもです。
 ま,礼節も必要だとは思うけど,気持ちが入ってない形だけのものでは意味無いですよね。いろんな意味で,スポーツとしての格闘技って難しいです。

投稿: かば | 2006年7月21日 (金) 22時10分

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