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2006年6月16日 (金)

受信料は必要?

 スタジアムなどの大画面でサッカーの試合を観戦する「パブリック・ビューイング」,あちこちで開催されているようですが,これって有料観戦のものは放映権などが絡んでけっこうややこしい問題があるとか。店内の大型テレビなどで観戦できるスポーツバーなんかも,有料のものについてはFIFAに放映料を払う必要があるという話も聞きます。個人的には,これぐらいは大目に見てもいいんじゃない? と思います。もっとも,僕はどっちかというと「自宅でのんびりビール飲みながら観戦」派ですが。

 それはともかく,こういったスタジアムやスポーツバーなどの大型テレビ,当然テレビ放送が映るわけだし,抜け目のないNHKさんは当然受信料を徴収しているんでしょう・・・と思っていたんですが,先日,「民放からは50年以上未徴収」というニュースがありました。NHKには「抜け目」がいっぱいありそうです。

 これまで,民放の放送局内にあるテレビは「自局の放送の監視が目的で受信契約の対象外」としてきたのを,業務目的外のテレビが増えてきたとして,今年4月にNHKの内規を改正。除外対象を放送・技術関連の部局に置かれたテレビに限定し,事務系の部署や食堂・ロビーなどのテレビを徴収対象に変更したとか。このため,在京5キー局は受信契約を結び,4月から受信料支払いを始めたらしい。

 これ,笑えるニュースです。自局の番組制作目的外とはいえ,民放各社が局内のテレビでNHKなどの他局の番組を見ているとは思えないですよね。なのにテレビがあるだけで受信契約。放送法に相当ムリがあるのを露呈したと言えます。よくまあ民放各局とも反対しなかったものだと感心します。マスコミが受信料支払い拒否なんかしたら,それこそ国民の非難を浴びるとでも思ったんでしょうか。それとも,民放各社にしてみたら微々たる金額なんで,どうでもいいと考えたんでしょうか。

 でも,こういうケースって,「契約数」はいったいどうやって決めるのかが大いに疑問。テレビの台数分?・・・正しくは,企業の場合,テレビが置かれた場所や部署ごとに受信契約を結ぶことになっているらしいですが,外部からは正確な数は把握困難でしょう。これってけっこうテキトーだと思いますよ。

 このニュース,図らずも受信料徴収基準のあいまいさが露呈したと言えます。NHKは相変わらず不祥事が多いし,このニュースも含めて,ますます受信料を支払う意思が遠ざかったような気がします。

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コメント

なんか、すごく日本的ですね。声が大きいほうの
理屈が通ってしまうような。何でも、かんでも
難しそうな、事柄、問題、人間、は後回し。易きに、強くでる、体質。他の国でもそうなんでしょうけど。
なんか、すごく良い加減な志のない、昨今の様子ですねえ。

投稿: kou | 2006年6月17日 (土) 09時36分

 コメントありがとうございます。
 受信可能な装置を購入するだけで契約が必要となる受信料制度って,いろんな意味でおかしな制度です。「NHK以外の放送の受信が目的のため受信契約対象外」という民放向けの特例があるのに,なんで一般人にも適用できる特例としないのか不思議です。

投稿: かば | 2006年6月17日 (土) 10時47分

こんにちは。関連記事を書かせていただいたので、ご報告まで。

大学とか空港とかのテレビも全く捕捉されてないと思うんですよね。多分、法人からちゃんととれば、個人からはとらなくても済むくらいの捕捉率の低さだと思います。

ではでは

投稿: ちきりん | 2006年6月17日 (土) 12時47分

 そうかあ,受信契約も「分母」が問題なんですね。なるほど。
 ウチの会社にもテレビはたくさんあります。会議室や応接室のテレビなんて,NHKも映るけど,テレビ会議以外には使ってないと思う。受信料払ってるのかなあ・・・

投稿: かば | 2006年6月17日 (土) 21時45分

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