« 裁判員制度 | トップページ | 教科書検定 »

2006年5月12日 (金)

公私混同

 先日の新聞記事に,会社のパソコンで送受信したメールを「監視」するという,システム部門管理者の話がありました。サーバには,社内のすべてのメールの送受信記録が保存された上で,「資料」「添付」「合コン」「待ち合わせ」などの特定のキーワードで抽出されたメールが,その管理者のパソコンに自動転送され,管理者はメールの中身をチェックしているという。この記事によると,従業員1,000人以上の大企業の65.5%が社員のメールを監視中または実施予定,中小企業でも3割を越えているとか。

 僕が勤めている会社でも,システム管理部門により,インターネット接続先サイトのチェックはもちろん,メールのチェックも実施しており,特定のキーワードにヒットしたメールは社外へは送れないしくみになっています。もっとも,どういうキーワードなのかは公開されていません。この記事に書かれていた「合コン」「待ち合わせ」なんかもそうなんでしょうか。でも,「合コン」はともかく,「待ち合わせ」なんてのは出張の下打ち合わせのメールでは使いそうなことばですよね。

 ちなみに,僕の会社では,専用のソフトでハードディスクの中身が暗号化されていて,盗難時の情報流出に備えるというセキュリティ対策が,すべてのパソコンに対して実施されています。かつ,パソコンからフロッピーやUSBメモリなどの外部媒体にファイルをコピーした場合,その内容がシステム管理部門でチェックできる仕組みになっており,外部への情報持ち出しが厳しく管理されています。

 この外部媒体へコピーした記録から,会社のパソコンを「私的」に利用していたのが発覚したという話を最近聞きました。なんでも,会社のパソコンで個人のブログの記事を作成していたとか・・・あ,これ僕のことじゃないですよ。

 たしかに,会社のパソコンで私的な文書を作成するといった「公私混同」は良くないと思いますが,会社に拘束されている時間といっても,ずっと仕事のことだけを考えているいうことはないでしょう。退勤後の予定を考えたり,家庭の用事を思い出したり,週末の予定を立てたり・・・こういったことを勤務時間中に「頭の中で」考えるのも厳密にいえば「公私混同」となってしまうわけですが,この程度のことは当然許されると思います。逆に,自宅に仕事関係の連絡が入ったりするなど,私的な時間が会社に「侵害」されるという,逆の意味での「公私混同」となるケースも多いでしょう。そういう意味でも,情報流出対策だけならともかく,ガチガチに社員の行動を監視して細かいことに目くじらを立てるというのもどうかと思いますね。そんなことを感じました。

|

« 裁判員制度 | トップページ | 教科書検定 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 公私混同:

« 裁判員制度 | トップページ | 教科書検定 »