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2006年5月10日 (水)

未知との遭遇

 英国の国防省が「UFOは存在しない」と発表したとか。国防省が発表しなければならないほど,英国ではこの話題が盛り上がってたんでしょうか。英国の「UFO研究家」はさぞかし残念がっていることでしょうね。

 異星人との接触を描いた映画として,スティーヴン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇(1977年)」が有名ですね。僕はSF映画が好きなんですが,中でもこの「未知との遭遇」は大好きな映画の一つです。UFOと遭遇するクライマックスシーンに至るまでの,あの「じらし感」というか「ワクワク感」がたまらなくいい。そして,想像を絶する,眩しく光り輝く宇宙船との遭遇。感動です・・・が,現われた異星人は,地球上の人間と同類と思える容姿。背格好がほぼ同じで,目玉が2つあって,手が2本あって・・・これ,ありえないのでは? 興ざめです。

 そもそも,今の人間の姿って,地球上で何万年もかかった進化の過程で偶然が重なり,たまたまこういう姿になっているだけ。また,地球上の他の生物も,小はアメーバから大はクジラまで,カタチも大きさもさまざま。地球外から来た生き物が人間とソックリなんていう確率はほぼゼロでしょう。しかも,地球の大気に触れてもヘーキとは思えない。人間を含む地球上の生物は,地球以外の星では(というか,大気圏から一歩でも外へ出たら),宇宙服なしには生きていけません。

 ま,映画は映画の世界として,UFOなり異星人が実在するかどうかというのは,人類にとっては大いに興味あるところで,いろんな想像がかき立てられて楽しいものです。僕の考えとしては,地球外のどこかの星に高度な文明を持つ異星人が存在する(存在した)確率はかなり高いと思います。ただ,その異星人が,地球人と巡り会う確率というのは,ほぼゼロだと思いますね。

 一つの星ができてから消滅するまでの何億年もの長い時間のうち,その星に生物が生きていられる期間はほんの一時期。その生物のうちのどれかが高度な文明を持つまでに進化する確率はかなり低いでしょう。ただ,そういった星は文字どおり星の数だけあり,しかも,天文学的な長い長い時間が経過しているため,宇宙に飛び出せるぐらいの高度な文明を持つ生物がどこかにはきっと存在しているでしょう。

 でも,同時期に複数の星で文明が存在し,かつ近くの星まで行くのに何千光年もかかる広い宇宙上では,それらが巡り会う可能性はほぼゼロと考えるのが自然でしょう。仮に万一巡り会ったとしても,地球人とは見た目も大きさも五感も全く異なる生き物。そもそも存在していても「見える」「聞こえる」という感覚が全く異なり,コミュニケーションを取ることは不可能だと思いますね。

 そう考えると,光と音で地球人と異星人がコミュニケーションした「未知との遭遇」,なんだか白けた気分になります。でもこの映画,夢があって大好きなんです。

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コメント

この記事、私は、その結果レポートが「機密扱いだった」というのが、不思議でなりません。なぜ「UFOはいない」というのが、機密なのか。国防上の理由でしょうか?「ソビエトには、あると思わせとけ」みたいな?不思議です。

投稿: ちきりん | 2006年5月10日 (水) 15時01分

 コメントありがとうございます。
 「実在した」ならともかく,「実在しなかった」なんだし,「機密扱い」にした理由はたしかに不可解ですね。
 それにしても,英国国防省の発表がそれほど影響を与えると思わないですね。相変わらず「実在する」と断言する人はいるわけだし。
 ところで,僕もUFO目撃したことありますよ。UFO=うるさい太ったおばさん・・・またこのパターンか

投稿: かば | 2006年5月10日 (水) 18時31分

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