活断層
広島工大の研究チームが島根原発の近くに新たな活断層を発見したとかで,ちょっとした話題になってますね。この場所,電力会社の調査では従来から活断層はないとしていた場所だそうです。
ところで,この「活断層」ということば,かの阪神大震災以降特に注目を浴びていますが,それ以前はあんまり耳にしなかったような気がします。そもそもこの阪神大震災が起こるまで,近畿地方って地震が少ない地域だと思っていました。というのは,僕は20年以上京都に住んでいたんですが,その間に震度3以上の地震があったのは,記憶ではたった1回きりなんです。その地震の時に初めて家の「柱時計」が傾いて止まったのを覚えています。オトナになって茨城県に引っ越したんですが,こちらでは震度3以上の地震って頻繁に経験しています。年に十数回は発生していると思う。
地震予知を研究している組織もあるらしいけど,この組織,阪神大震災では全く役に立たなかったですよね。これまったく不要な組織だと思いますよ。そして,阪神大震災が起こった後で「近畿地方は活断層が多い」とか「実は神戸のあたりは地震の危険地帯だった」とか,ヘーキで言う専門家がいるのには驚きました。もっと早く言えよ!って。
ちょっと脱線しましたが,原発を建設する際は,この活断層に関して念入りに調査するみたいですね。たしかに阪神地区には原発は全然ないです。阪神大震災クラスの地震が原発のある場所で起こったらと思うとぞっとしますね。だから,この島根原発の近くで見つかった活断層,けっこうヤバイんじゃないでしょうかねー。詳しいことは専門外なのでわかりませんが。
ということで,大地震を避けるための最も確実な方法・・・それは,原発の近くに住むことなんです。実は,僕が住んでいる茨城県北部から福島県南部にかけて,上に書いたように震度3程度の地震が頻発しています。でも,このあたりは原子力施設がやたら密集しているんですよ。臨界事故を起こしたJCO(当時)の工場からも比較的近いんです。以前,日本の「活断層マップ」みたいな地図を見たことがあるんですが,たしかにこのあたりは活断層が全然なかったですね。小規模の地震は頻発しても,大地震が起こる確率は低いのかなと期待できます。大地震がコワイとか,阪神大震災に懲りた という方,ぜひ原発の近くにお住み下さい。地震に関しては超オススメです。ただし,ただし,チェルノブイリの事故のことも決して忘れないで下さいね。
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