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2006年5月15日 (月)

盗撮警官

 女性のスカートの中をデジカメで盗撮したとして,奈良県警は交通課巡査部長を県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕したというニュースがありました。調べによると,けがをした小学生を搬送する救急車内で,付き添いの母親のスカートの中を盗撮。また,事故を届け出た女性が車の破損部分を指さすためにしゃがんだ際にスカート内を盗撮。この巡査部長は事故処理中や非番の際に女性を盗撮していたといい,「仕事の時の方が堂々とできるのでやりやすかった」とか。

 警察官もまあ「人の子」ですから,いろんな「趣味」の方がいらっしゃいます。でもまあ,仕事中に堂々とやるのは止めて欲しいものですねー。

 これはあくまで警察官「個人」の犯罪ですが,警察組織の犯行による「盗撮」ならぬ「盗聴」事件が過去にありました。1986年,日本共産党幹部宅の電話が神奈川県警の警察官によって盗聴されていたという事件です。この事件は一旦「不起訴」になり,検察審査会が「不起訴は不当」と判断したもので,この事件によって「検察審査会」の存在が世に広く知られるようになったと記憶しています。

 戦時中ならともかく,当時の(今もそうですが)共産党が警察にとってそんなに重大な情報を持っているとはとても思えないのに,税金を使って盗聴をするという組織犯行は許し難いです。

 今,国会で「共謀罪」に関する審議が行われています。これは国際的組織犯罪防止のための条約を全会一致で承認したことによるものであり,何らかの立法が必要らしいですが,共謀罪の適用対象などに関して与野党間の意見が一致していないとか。この問題の本質は,たとえ適用対象が「組織的犯罪集団」と規定されたとしても,結局はそれを適用する警察・検察がどこまで信用できるかということだと思います。条約に従って「共謀罪」の立法が必要だとしても,過去の警察の組織犯罪を思い出すにつけ,警察が共謀罪を拡大解釈して適用するのではという懸念は消えないと思います。

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