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2006年4月30日 (日)

4月29日のニュース

 9連休です!・・・といってもお金もないので,家でのんびり過ごすことになりそう。

 29日夕方のTBSのニュースを何気なく見てたんですが,違和感を覚えまくるニュースが多かったので,まとめてコメントします。

1.横田早紀江さんがブッシュ大統領と面会
 日朝間の問題だし,アメリカに言ってどうなるのか疑問。「何をしでかすかわからない」アメリカをあんまり刺激しない方がいいのかなと思いますよ。でもまあ,アメリカにとって何の得にもならない拉致問題に対して本気で動くとは思えませんが。
 それにしても,ブッシュ大統領は「米国は人権を尊重し,自由社会を実現することを強く保証する」と述べ,拉致問題解決への協力を約束したとか。ブッシュ大統領の「人権を尊重」というコメントには違和感を覚えます。「あんたに言われたくない!」という金正日総書記の声が聞こえてきそう。

2.連合のメーデー開催
 小沢一郎民主党代表がメーデーで挨拶。会場からは拍手と歓声が上がっていたらしいが,かつての自民党主流派の小沢氏のメーデーでの挨拶・・・違和感あります。
 それにしても,メーデーっていつから5月1日じゃなくこの日にやるようになったんでしょう。古い人間の僕としては,これも違和感あり。

3.戸塚ヨットスクールの戸塚校長が出所
 出所した校長はスクールを続ける考えを示すとともに,「今後は教育の分野に進みたい」とも。このスクールには支援者もいると聞くし,教育の問題というのは何が正しいのか難しく,よくわかりません。でも,当時の事件を知っている自分としては,戸塚校長のスクール復帰にはちょっと違和感ありです。

4.春の叙勲
 いまだに残っている「勲章」という制度。受章者の根拠など,全く理解できませんね。「役人」「著名」「在職年数が長い」「老人」ってことが受章の条件になってるのかな。よくわかりません。
 かつての社会党委員長の村山富市元総理大臣も今回受章したとか。昔の社会党だったら絶対「こんなもん貰わん!」って言って断わったと思いますよ。元社会党の委員長が受章を拒否しないことにも違和感ありです。

5.千葉ロッテ渡辺投手 危険球で退場
 6回までノーヒット・ノーランだったのに「危険球」で退場。もったいない~。ニュースで見たけど,「危険球」と判定するには打者の姿勢にムリがあるような・・・審判ももう少し考えて欲しかったですね。審判の判定に違和感あり!

6.「時事放談」での中曽根康弘氏発言
 4月30日放送予定の「時事放談」という番組で,中曽根康弘氏は「9月に任期が切れる小泉首相は,8月15日に靖国参拝して『有終の美』を飾ると思う。それが彼の『美学』だ」と発言したとか。これはまあ,ニュースと言うよりTBSの番組宣伝でしょう。出演は中曽根氏とナベツネ氏らしい。
 発言内容はどーでもいいんですが,それにしても,この「時事放談」という番組,「超右寄り」という印象が強くて拒絶反応あり,長年見てませんでしたが,今でも続いていたんですか,知らなかった。いまだに放送が続いていたことに対して「違和感あり」です。
 あ,ひょっとして番組のタイトルは「ジジィ放談」に変わってる?

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2006年4月29日 (土)

ブロークバック・マウンテン

 今日は最近見た映画の感想などを簡単に。

 ブロークバック・マウンテン・・・2005年のアカデミー監督賞をはじめ,多くの映画賞を受賞した,男性同士の同性愛を描いた作品。

 偶然出会って「自然に」そういう関係になっていくんですが,う~~ん,ちょっと無理があるというか,あり得ないなという感想。「山で二人きりで寂しかったから」ってそういう関係になるのはちょっと理解できない。で,一線を越えてしまうと普通の男女の関係と変わらなくなる反面,結婚相手の「女性」に対しては嫉妬しないというのは,そういうものかなと納得しました。

 この映画の舞台は1963年。アメリカとはいえ,同性愛者に対する偏見がまだまだ強かった時代の,周囲の人間の冷ややかな反応は面白かったです。

 ということで,それなりに楽しめましたが,話題作品であり期待は大きかっただけに,期待していたほどではなかったというところ。

 同性愛を描いた作品としては,かなり前に見た映画ですが,「蜘蛛女のキス(1985年,ブラジル)」を思い出します。南米の刑務所で同じ監房に入れられた対照的な二人の男(反体制運動家と,映画好きの同性愛者)。最初はお互いを毛嫌いしていたが,やがて理解し合うようになり,同化していくというストーリー。

 刑務所で同性愛者と同じ監房に入れてしまうという設定に多少ムリがあったけど,二人が結ばれるまでの流れはごく自然で,こちらの映画の方が共感できました。ヘンなシーンも全然無くて気持ちよかったです。ということで,僕としてはこちらがオススメですね。

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2006年4月28日 (金)

ゴミ箱

 さいたま市のマンションごみ置き場で,3月に現金約500万円が入ったごみ袋を発見。落とし主不明だったが,近くに住む男性のものと確認され返還されたとか。男性は「銀行からおろしたお金を空き巣に盗まれないようごみ袋に入れておいたが,妻がうっかり他のごみと一緒に出してしまった」と説明。

 空き巣はまさかゴミ袋の中に現金が入っているとは思わないだろうし,ゴミ袋の中に貴重品を隠すのっていいアイデアかなと思いますが,家族がうっかり捨てる可能性を考えると,これちょっと危険ですよね。皆さんは家にある貴重品の保管,どうされてますか? ちなみに,我が家には大量の現金も貴重品もないので,全然心配ありません。

 似たような話として,パソコンに保存した「秘密」の重要ファイルをどこに隠すか苦労した昔話を思い出しました。当時のパソコンはセキュリティも不完全で,かつ個人別にログインする機能もなく,プライバシーが守られてなかったです。もっとも秘密のファイルをデスクトップにある「ゴミ箱」に入れるのは危険すぎ。そういえば,このパソコンの「ゴミ箱」って概念,Macが古くから導入していたもので,これをマイクロソフトがWindows95以降でマネしたものです。今のWindowsって昔からあるMacのアイデアをふんだんに盗用しており,ずいぶん裁判沙汰にもなりましたね。

 話がそれましたが,昔のパソコンでは,「ゴミ箱」とか「廃棄」とかいう名前のフォルダを作って,そこに「秘密のファイル」を隠したりしたもんです。あ,「秘密のファイル」といっても,仕事上の重要書類とかそういったファイルですので,念のため。

 あと,Windowsの場合には,ファイルの属性を示す拡張子(EXCELだと「.xls」,Wordだと「.doc」とかいうアレです)を消して保存しておくようなこともやりました。これだとうっかりダブルクリックしても開く心配はないので。

 この「500万円のゴミ」のニュースを聞いて,昔のパソコンでやっていた「秘密ファイル」の隠し場所のことを思い出したりしましたね。では。

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2006年4月27日 (木)

温水洗浄便座

 温水洗浄便座・・・いわゆるウォシュレット。商標名のウォシュレットの方が一般名詞化した感がありますね。このウォシュレット,調べたところ,主に病院での医療用や福祉施設用として,TOTOが1960年代に米国から輸入して発売していたものを1969年に国産化したらしい。元々は米国生まれらしいですが,今や日本独特のもの。この快適さがある限り,僕は日本から離れたくないです。ホント。

 このウォシュレット,開発の苦労話も多く聞かれます。たとえば,肛門洗浄位置については個人差を考慮する必要があり,社員などの協力を得て噴出位置を設計。ビデ機能開発時には,着座時の洗浄位置を確定するために,女性社員や家族などの協力を得たほか,ストリップ劇場(死語?)でダンサーの局部を確認するなどの研究もあったという話がネットに出てました。それにしても,「試験」した女性社員が「私のはもっと前よー」なんてことを開発研究員に言ったりしてたんでしょうか。ひえ~~,赤面です。

 最近ではホテルはもちろん,あちこちの公衆トイレでもウォシュレットが設置されていて超快適なんですが,男性用のトイレにも必ずと言っていいほど「ビデ」が付いているんですよね。これ,新幹線上野駅下りホームの「上りエスカレータ」と同じぐらい不要だと思いますよ。(この例え,わかる人にしかわからないかな)

 ところで,ホテルなどに設置されているウォシュレットの「おしり洗浄」「ビデ」のボタンには英語の表記が添えられているんですが,日本でしか普及していないだけあって,英語の表記が製品によってさまざまで面白いです。最近注意して観察してるんですが,たとえば,INAXのものは「SHOWER」「BIDET」。この他に「RINSE」「BIDET」という製品もありました。「SPLAY」という表記も見たことがあります。松下製は「BACK」「FRONT」でした。妙に生々しい表現だことで・・・

 標準の英語が決まっておらず表記には苦労しているようですが,肝心の外国の人には理解できるんでしょうかねー。「SHOWER」とか「RINSE」なんて書いてあったら,間違って便器に頭を突っ込んで洗髪する人がいないのか,ちょっと心配です。あ,ありえない?

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2006年4月26日 (水)

竹島問題

 竹島・・・ちょっと調べてみたら,竹島という名前の島は,領有権が問題となっている竹島を含めると,日本国内に6箇所もあるんですね。宮城県,愛知県,山口県,熊本県,鹿児島県の5箇所に加えて,問題の竹島は島根県。「山があるのに『山なし県』」と同じように,「島があるのに『島ねえ県』」ってわけですね・・・あ,意味不明?

 竹島の領有権については,日韓両国とももっともらしい言い分があり,どっちが正しいかは僕には判断できませんが,そもそも竹島って周囲は断崖絶壁で,人の住むことができる環境ではないそうです。この際なので,実質的に人が住めない島をどこかの国の領土にするという考えから決別すべきだと思いますよ。そもそも地球って誰のものでもない,すべての人類(というかすべての生物)の共有財産のはず。それを「ここは俺の土地!」みたいに国家間で所有権を争うなんて,ちゃんちゃらおかしいと思いませんか? 先住民のいない無人島は「無国籍」のままでいいと思いますよ。たとえば太平洋の真ん中で島(というか岩)を日本人が始めて見つけたとしても,これが「日本の領土」だって主張するのは無理があるし,ほとんど意味無いと思いますね。

 「公海」がどの国にも所属しない「共有の海」であるように,人の住んでない(住めない)孤島は公海と同じく「共有」の扱いして,排他的経済水域(EEZ)は認めず,人の居住や施設の建設などを禁止すべきだと思います。日本最南端の沖ノ鳥島では,EEZを確保するために,岩礁をコンクリートやブロックで固めて侵食を防いでいますが,この風景,めちゃ滑稽で悲しくなります。ちなみに,日本の国土面積は世界第60位ですが,領海とEEZを合わせると世界第6位という「大国」になるらしい・・・あ,どうでもいいことですが。

 この竹島には韓国の武装警察官が数十名常駐しているとの話もあり,そこまで無理して住みたいのなら,どーぞ韓国に譲って上げたら? って僕は思いますけどね。ノーテンキすぎ?

 でも,考えてみたら,島に限らず,地球上の土地って元々誰のものでも無かったはず。なのに,今や全国津々浦々,どこの土地にも必ず「所有権」があり売買もされている。この「土地の所有権」っていつどのようにして始まったんでしょう。考えてみたら不思議なものです。そうは言いながら,僕も土地付きの家を持ってますが,「元々の所有者は誰?」なんて考えると,なんか虚しいです。はい。

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2006年4月25日 (火)

世界旅行

 しばらくぶりの投稿です。
 ブログを休んでいる間,世界のあちこちを旅してきました。下の写真はギリシャのパルテノン神殿。夕日がきれいでしょう?

Photo

・・・なんてね。もちろんウソです。
 これ,栃木県の鬼怒川温泉にある「東武ワールドスクウェア」の展示ミニチュア。1週間ほど鬼怒川温泉に出張だったんですが,1日だけ休みがあったので見学してきたんです。なんで温泉地に出張かって? それはナイショ。

 この「東武ワールドスクウェア」,世界の有名建築物約100点が,25分の1の縮尺で展示されています。開園したのは13年前。開園当時も見に行ったんですが,かなり精巧に再現されていて感激モノでした。すべての建築物が全く同じスケールで縮尺されているので,高さや面積が容易に比較できます。また,展示物はすべて屋外に設置。つまり,動く電車なども含めて,すべて風雨にさらされても大丈夫なように作られているところが凄いなと思いました。屋外にもかかわらず,周囲に大きな建物などの景観の妨げになるものがないのも「田舎」ならではかな。

 あと,単に建物が展示されているだけでなく,人物の模型も添えられているので「生きた街」といった雰囲気が味わえます。ミニサイズのホンモノの植林がされているのも,なかなかの見どころ。

 で,13年間風雨にさらされて,どんなになってるのかという興味もあって今回見に行ったんですが,以前と変わらなかった。きちんとメンテナンスされているみたいで安心しましたね。あと,テロで崩壊した貿易センタービルがどうなっているのかも興味あったんですが・・・残ってました! ↓

Wtc

 でも,この「東武ワールドスクウェア」,人によって評価はさまざまで,「何が面白いのかさっぱりわからん」「入園料は高すぎ(オトナ2,500円)」と言う人もけっこう多い。でも,僕はここ大好きですね。海外旅行に行く暇もお金もない僕としては,1日中見ていても飽きない。それにミニチュアを見るのって童心に返れる気がして楽しいんです。

 もちろん,ホンモノには遠く及ばないし,建物の中に入ることももちろんできない。でも,空撮感覚で全景を見渡せるのって,ミニチュアならではですよ。ベルサイユ宮殿やアンコール・ワットの「裏側」がどうなってるかなんて,ホンモノじゃ絶対わからないです。ということで,僕としては,日光・鬼怒川へ行くなら東照宮よりも断然「東武ワールドスクウェア」の方がオススメです。

 以上,鬼怒川温泉の「出張報告」でした。

【お断り】カメラを持ってなかったので,写真はいずれも東武ワールドスクウェアのホームページからの転載です。

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2006年4月19日 (水)

ダンピング受注

 国民新党の亀井静香氏が衆院国土交通委員会で質問に立ち,「地域社会で建設業者は受注を独占しないで,話し合いが伝統的になされてきた」と,談合容認ととれる持論を展開。「市場原理が地方まで浸透し,大変な状況だ。みんなで話し合って,分担して郷土づくりをやっていくという社会はいかんのか」と。(asahi.comより)

 一方,国土交通省は,大型公共工事の入札で,予定価格を大幅に下回る安値での落札が急増しているため,工事の質低下を懸念し,ダンピング受注への監視と制裁の強化に乗り出すとのこと。高値入札の談合を排除したかと思えば,今度は安値入札を心配して監視強化・・・いったいどっちにしたいねん! って言いたくなります。

 官民一体となって継続的に行われてきた談合。税金の無駄遣いというのは事実でしょう。でも,税金の無駄遣いによって下請けまで含めた業者が潤い,バブル期の好景気を支えてきたのは事実だし,談合を排除して価格だけの競争になったら品質の低下や下請けへのしわ寄せを招くのも事実。

 結局は発注側が「適正価格」の設定と品質チェックをきちんとできていないのが最大の問題なんでしょう。本来,公共工事というのは,価格が低いのはもちろん理想的ですが,一定の品質レベルをキープすることも重要だし,地域経済の活性化という重要な目的もあると思います。「1円でも安い業者に決める」という競争入札方式はどう考えても無理がある。だからといって,金額以外に客観的な尺度がないので,結局は金額で決めるしかないということなんでしょう。そして,価格が下がってくると,こんどは品質が心配になってきたということなんですね。

 ということで,本来の理想的な公共工事の発注方法は,以下のような形態になるのかなと思います。
(1)発注側が十分な技術力を身につけ,自力で適正な価格を算出し,発注金額を指定する。
(2)業者側は,指定された発注金額内で実施できる最良の工事内容・方法・品質確保策などを提示する。
(3)発注側はその内容を精査して評価し,最適な業者を選定する。

 でも,結局はこの「評価」に客観性が保てるかが最大の課題であり,そこにまた「不正」の入り込む余地が十分あり,ホント難しいものです。

 ところで,明日からしばらくはネットの使えない田舎へ出張。25日頃までブログの更新は休止します。

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2006年4月18日 (火)

縦書きと横書き

 小学校の教科書でも国語は縦書き,算数や理科は横書きと決まっています。このためか,日本語の文章って縦書きと横書きがあるということを,子供の頃から強烈に意識していると思います。

 中国では縦書きを捨ててほとんど横書きになったと聞きます。日本でも横書き全盛で,パソコンの普及がそれに拍車をかけていると思えます。でも,まだまだ縦書きの文書も多く,新聞や週刊誌,小説などは基本的に縦書きですね。

 縦書きが基本になっている新聞ですが,よくよく見ると,横書きが使われている部分もけっこう多い。テレビ番組欄がその代表格。普通の記事でも,表やグラフの部分はほとんどが横書き。見出しは縦書きのものと横書きのものがありますね。新聞ってこれらが渾然一体となって上手く配置されてるなあと感心する反面,この縦横混在が気持ち悪く,気になり出すとしようがない。新聞こそ横書きに統一した方がいいのかなと思います。

 縦書きの原稿を一度でも書いたことのある人は,数字の表記をどうすればいいか悩むんじゃないでしょうか。2桁の数字は横に並べ,3桁以上の数字は縦に並べる・・・というルールがあるらしいですね。たとえば,
   2    12
   0    月
   0    25
   0    日
   年
みたいに。でも,縦書きだと「二千年」みたいな表記もあったりして,どうも統一が取れない。なんとも気色悪いです。やっぱりどう考えても数字の表記は縦書きに不向きです。

 あと,ワープロで縦書き文書を作ると,カーソルが縦に進むんですが,これむちゃくちゃ入力しづらい。読むのは縦書きでもなんともないのに,ワープロ入力が縦方向だと違和感あるのはなんで?・・・理由を考えたけど,結局わかりませんでした。

 ところで,横書きの場合,日本語でも英語でもフランス語でも,ほとんどの言語は左から右へ文字が進みますね。これはたぶん,右利きの人が多いからなんでしょう(自分が書いた字が見えやすいためかな)。ごく一部,右から左という言語がありましたね(何語だったか忘れた)。そういえば戦前の日本語の横書きも右から左だったみたい。でも,縦書きで下から上へ進むって言語は,さすがにないですね。もしあったら超読みにくいでしょう。

 このように左から右,上から下,というのが自然な流れなんですが,不思議なのは,日本語の縦書き文章って,列の移動は右から左なんですね。この縦書き文書がなぜ右から左なのか大いに疑問でしたが,「巻紙に文字を書く時,左手で巻紙を持って右手に筆を持つと,右から左でないと書きづらい」ということを人から聞いたことがあります。なるほどと思いましたが,これもやっぱり「右利き」主体の文化なんですね。左利きの人って肩身が狭いです。昔も今も。

 いずれにしても,日本語のように,縦書きにも横書きにも表記できる言語って,世界中でも珍しいみたいですが,本の背表紙や垂れ幕などでは縦書きの威力を大いに発揮できます。これ便利だと思います。それに,横書きで書かれた俳句なんて,あんまり見たくないですね・・・という意味で,日本語独特の縦書き文化も守っていきたいものです。

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2006年4月17日 (月)

コンビニ

 コンビニの出店第1号は,1974年のセブンイレブンだそうです。それから30年以上経ち,今や幹線道路を走ると必ずコンビニがあり,どんな田舎へ行っても24時間飲食物の購入やトイレ利用などが可能。文字どおり「便利」になったものです。

 子供が小さかった頃は,一般道を長距離ドライブすると,子供の「用足し」に困ることがけっこうありました。当時は一般道だとガソリンスタンドのトイレを借りるしかなかったので,給油時はガソリンを満タンにせずに10リットルずつ注ぎ足しながらスタンドに立ち寄ってドライブしたものです。当時コンビニは既に普及してましたが,コンビニにトイレがあるところは皆無。コンビニにトイレがあると便利だのにと,つくづく思ったものです。コンビニにトイレが設置され始めたのは,僕の記憶ではここ10年ぐらい前からだと思いますね。

 ところで,4月16日のコンビニ強盗のニュース・・・
 16日午前1時半ごろ,大阪市東住吉区の「ローソン」で,サングラスとマスクで顔を隠した男がアルコール飲料の缶をレジに持ち込み,上着からはさみを取り出して無言で男性店員(25)に見せた。驚いた店員が非常ベルを押すと,男は「何押しとんねん!」と叫んだ後,110円を支払い,8円の釣り銭を受け取ってから自転車で立ち去った。東住吉署が強盗未遂容疑で調べている。男は身長約170センチ。20~30歳ぐらい。非常ベルを押されたため,慌てて客を装って代金を支払ったとみられる。(asahi.comより)

 非常ベルを押されたために,代金を支払い,お釣りをキチンと受け取って自転車で逃走・・・このニュースには笑えました。さすが関西人,強盗もなかなか茶目っ気たっぷりなようで。あ,それとも普通の客だったのに強盗に間違えられたのかな? くれぐれも「サングラスとマスク」を付けてコンビニに入らないようにしましょう。特に花粉症の方はご用心!

 それにしても,コンビニ強盗って相変わらず多い。成功確率がいいのかは「?」ですが,人家の少ない田舎でも24時間終夜営業,しかも店員はアルバイトだけ・・・これって,どうぞ強盗して下さいと言ってるようなもんですね。治安のいい日本だからこそできるのかな。でも,物理的にレジから現金が引き出せないような防犯対策がなぜ講じられないのか,昔からとても不思議に思います。スーパーのレジで,釣り銭が自動で出てくる機械が一部にありますが,これの応用として,自販機みたいに,入金も釣り銭もすべて機械化して,店員が余計な現金を一切触れることができないようなレジを開発すればいいのにと思いますけどね。防犯上の効果だけでなく,アルバイト店員が現金を扱うことが心配なオーナーにとってもいいアイデアだと思うんですが。

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2006年4月16日 (日)

日本人の宗教観

 イスラム教からキリスト教に改宗したとしてアフガニスタンで死刑となる恐れがあった男性が,釈放されてイタリアに亡命したというニュース。また,インドネシアでは,「プレイボーイ」のインドネシア語版発刊に際して,イスラム保守系団体のメンバーが出版社を襲撃するなどの反発。ポルノ規制法案制定の動きもあるとか。

 改宗しただけで死刑・・・日本人には想像を絶することだと思います。こういった宗教の戒律の厳しさって,多くの日本人には無縁でしょう。信仰の自由が保障された日本に生まれてホント良かったと思います。あ,別にポルノが見られるのがありがたいっていう意味じゃなく,いろんな意味で「自由」です,日本は。かの「自由と民主主義」のアメリカにしたって,信仰の自由が保障されているとは言い難い。大統領就任式とかで聖書を片手に宣誓するシーンはおなじみですよね。

 食べ物の制限など,生活の隅々にわたって厳しい戒律のあるイスラム教やユダヤ教,カースト制度を持つヒンズー教。これ対して,キリスト教や仏教はそういった戒律にはほぼ無縁(と思ってます)。特に,「何を食べてもいい」と言ってくれたキリストは,文字どおり人類の「救世主」と言えます。心から感謝したいものです。

 でも,イスラムにしてもヒンズーにしても,他国の人間に対して「豚を食べるな」とか「牛を食べるのは野蛮」とか,決して言わないですよね。そのへんがオトナだと思います。他国の人間に対して「クジラを食べるな」という食習慣を押しつける西欧諸国のほうがよほど「野蛮」だと思いますよ。アラスカに住むエスキモー(アメリカ人ですよ)には捕鯨を認めてるっていうのも大いに矛盾。

 話がそれましたが,多くの日本人が持つ,多宗教なのか無宗教なのかわからない宗教観って,他国の人にはなかなか理解してもらえないんでしょうね。僕が思うに,「家の宗教」が仏教なので,葬儀やお盆は仏式でやる。これらは「宗教儀式」と心得ている。一方,初詣や結婚式や七五三は「宗教行事」だという感覚は持たずに神社や教会に行くんだと解釈しています。そうでなきゃ,「あの」明治天皇が奉られている明治神宮に,あれだけの人が初詣には行かないでしょう。

 それにしても,日本では,キリスト教信者でもないのにキリスト教式の結婚式を挙げる人が多いのはなぜなんでしょう。純日本製のテレビゲーム「ドラクエ」でも,ゲームをセーブしたり終了したりする時は必ず教会へ行く必要があるし,その影響?・・・まさかねえ。

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2006年4月15日 (土)

味覚の変遷

 食べ物の好き嫌い・・・誰でも多少はあるんでしょうか。僕は雑食性動物なので,だいたいどんなものでも食べますが,苦手だったのは納豆。ただ,近年ニオイの少ない商品が出てきてからは,ある程度食べられるようになりましたね。

 あと,もう一つ苦手だったのがセロリ。嫌いなのには理由があって,子供の時に初めてセロリを食べた時,食塩と間違って「味の素」をかけてしまったんです。「味の素」をいっぱいまぶしたセロリを食べたために気持ちが悪くなり,それ以来セロリ嫌いになった記憶があります。セロリって一種独特の風味があるんですが,それ以上にこの体験によってセロリ嫌いが長年続いてました。

 このように,昭和30年代から40年代にかけて,多くの家庭の食卓に「味の素」が置かれていたという記憶があります。漬物には「味の素と醤油」が定番だったと思いますよ,当時は。この会社(味の素)はこの単一商品だけでここまで大きくなったんだと思いますが,その後,グルタミン酸ナトリウムに発ガン性があるとかいう話が広まって,最近では「味の素」そのものはあんまり見かけなくなりました。でも,見えないところでは,あらゆる料理に化学調味料が使われているんでしょうね。

 この,料理に「味の素」をかけるという習慣があった時代,当時はどんな料理にでも醤油かソースのどちらかをかけていたような気がします。今と比べて「味覚」がかなり貧しかったんでしょう。最近でも,カレーライスにソースをかけて食べるオヤジをたまに見かけますよ。信じられないことに。

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2006年4月13日 (木)

教育基本法

 教育基本法のことがちょっとしたニュースになってますね。でも教育基本法ってどんなことが書かれているのか,これまであんまり気にしていませんでした。そこでちょっと読んでみたんですが,たった11条文しかない法律。教育の目的・方針のほか,教育の機会均等,義務教育,男女共学,政治・宗教教育など,日本国憲法の理念に沿った基本的なことが書かれているだけでした。

 読んでみてちょっと気になったのは,第5条(男女共学)に「男女は互いに敬重し,協力し合わなければならないものであって,教育上男女の共学は認められなければならない」とあります。男女別々の授業が強制されていた時代への反省だと思いますが,この条文の意味するところは,国公立の学校で「男子校」「女子校」を作るのはダメということではないでしょうか。僕の知る範囲では国公立の男子校というのはありませんが,女子校はけっこうあります。特に地方の高校には多そうだし,国立の女子大なんてのもありますよね。ホントにいいのかなあ・・・

 それにしても,この与党の検討会,自公両党で最大のハードルとなっていた「愛国心」の表現について,「伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とすることで合意した とのこと。自民党は「愛国心」について「国を愛する心」との表現を求めたが,公明党は戦前の国家主義への回帰を懸念して「国を大切にする心」を主張したとか。

 どっちにしても,ごくごく基本的なことしか書かれていない教育基本法,今の憲法の下でなぜ改正が必要なのか,なぜ「愛国心」という表現を入れたいのか,全く理解できないです。今の保守勢力の危険な動きを感じますね。「国民が国を愛するのは当たり前!」とでも言うんでしょうか。国を愛するのも憎むのも何とも思わないのも個人の自由意思。他人の考えを認めて尊重し合うのが大事であると教えることこそが,最も大切な「教育」だと思いますけど。

 国旗・国歌法の成立後,公立学校では卒業式などで国歌を強制する動きが年々ひどくなってきていることからも,「愛国心」が盛り込まれた教育基本法が成立するようなことになれば,「愛国心」を強制する教育が行われるようになるのは目に見えている。非常に心配です。

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2006年4月12日 (水)

アメリカという国

 対米関係重視の小沢氏が野党第一党の党首になったことにより,与野党とも親米路線。これからますます「アメリカ寄り」になっていくのかと,ちょっと心配なところです。

 このアメリカっていう国,どうも好きになれません。ひとつは,常に「世界の指導者」でないと気が済まないみたいで,自国以外の価値観を持つ国家やキリスト教以外の民族に対して,全然寛容じゃないところ。価値観の違う国を脅したり攻撃しまくったりしてるんですもんね。

 あと,これに通じると思うんですが,英語が国際共通語だと勘違いしている点。そういえば,なんで日本って英語がこんなに重要視されてるの? 大学受験など,日本語よりも英語が重要視されてるのってホントにヘンです。これ米軍占領時代の名残り?

 話がそれましたが,アメリカの世論というか,国民性にも付いていけないところがあります。たとえば米軍のイラク侵攻問題。当時のアメリカの国内世論は「行け行けどんどん」で,国会議員でイラク侵攻に反対した議員はたった一人だったとかで,その議員は当時「非国民」扱いを受けたと聞きます。そして,大量破壊兵器が見つからず,これが間違いだったとわかると,今や国民の過半数が戦争反対だそうな。なんで最初にもっと冷静に判断できなかったのか不思議です。政府も世論も。

 こんなアメリカですが,「誰でも受け入る」という意味で,「懐の広さ」が感じられる部分もあります。たとえば,今ニュースになっている不法入国者の問題。彼らがアメリカ経済の底辺を支えているという現実からか,不法入国者に対してはかなり寛容でしたね(これまでは)。

 「外国」で実績のある野茂選手やイチロー選手にメジャーの最優秀新人賞を与えてしまうってのも,寛容だからか。それとも,外国のプロ野球なんてマイナーリーグ以下だと思ってるのかな。

 スペースシャトルが運航される際,乗組員には必ず黒人も女性もいて,さらに日本人のような「外国人」が乗る光景が当然のようにあります。そういうアメリカの「開かれた」姿勢には好感が持てますね。もしこれが日本だったら,スペースシャトルの乗組員は,たぶん「純日本人」だけでしょう。外国人や在日朝鮮人の人に対して等しく機会を与えるような度量が日本にあるとは,とても思えないです。

 でも,アメリカ大統領に選ばれるのは,基本的に白人男性なんですね・・・なんでなんだろう。

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2006年4月11日 (火)

町内会

 町内会,またはそれに類する地域自治会のような組織って,日本全国どこにでもあるんでしょうか。この「町内会」というのは,戦時中の「隣組」の名残りという印象が強く,今や不要な組織だと僕は思ってるし,こういうのに参加するのって何となく煩わしいと感じます。もっとも,マンションの管理組合みたいに,事務処理的に必要不可欠な場合もあるとは思いますが。

 僕が住んでる地域にも町内会がありますが,たいした活動はやってなくて,地域内の清掃活動やゴミ収集所の清掃当番程度。あと,役員が市の広報紙の配布などをやることになっています。入会も退会も任意という自由な組織なので,「お付き合い」程度の気持ちで加入しています。それに,「非会員は収集所にゴミを捨てさせない!」なんて言われても困るし・・・

 ところで,わが町内会の役員は年度ごとの交代制で順番に担当してるんですが,この4月,次年度の役員予定の人が次々と脱会するという騒動があり,大量の脱会者によって会員が大幅に減少し,町内会の存続が困難な状態に。

 結局,今年度中に「市が管理する町内会」からは脱会し,マンションの管理組合みたいに「完全な自主独立の団体」にしてしまおうという方針に決定。市の広報紙なんて,元々なくてもあんまり困らないということなんです。

 それにしても,市の公報紙配布のように,本来役所が実施すべき業務を町内会に代行させているというのは,どうも納得できません。これ,明らかに役所の「手抜き」ですよね。

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2006年4月10日 (月)

無用の用

 「エンド・クレジット」って言うのかな,映画が終わった最後に流れるスタッフ紹介の字幕ですが,これが完全に流れ終わらないうちに席を立つ観客が多いです。これ非常に迷惑。映画が終わった「余韻」を楽しむのに,このエンド・クレジットは必要不可欠だと思います。それに,エンド・クレジット終了後に「付け足し映像」が出る場合も多く,その意味でも最後までキチンと見てから席を立ったほうがいいと思いますよ。

 でもまあ,エンド・クレジットって黒バックに字幕(+音楽)だけが淡々と流れる映画が多く,たしかに退屈。特に洋画はエンド・クレジットがやたら長いですね。エンド・クレジットに映像を交えるとか名曲を流すなど,制作者もそれなりに工夫して欲しいとは思います。

 このエンド・クレジットが映画の「余韻」を楽しむのに必要なように,本の「余白」って非常に重要ですね。高級な本ほど余白がたっぷりと取られていて読みやすいし,文庫本でも雑誌でも,それなりに余白が取られています。もしこの余白がまったく無くて紙の端ギリギリまで印刷されていたら,超読みにくいんでしょうね。製本技術的にも難しそうだし。

 「無用の用」ってことばがありますね。「世の中で無用とされている物も,活用のしかたでは大いに役立つ」という意味で,転じて「一見したところ不用なものが,実際は人間の知見を超えた働きがある」という意味。この「書物の余白」なんか,まさに「無用の用」なんでしょう。

 「無用の用」の説明として,「トイレットペーパーでお尻を拭いた時の余白部分みたいなもんだ!」って言ってた人がいます。なるほど!

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2006年4月 9日 (日)

靖国参拝

 民主党の新党首,小沢一郎氏に決まりましたね。今回の代表選挙を争った小沢氏と菅氏,片や自民党本流の田中派出身,片や故市川房枝氏の選挙事務長出身と対照的な経歴。ただ,どちらも「過去の人」のイメージが強く,「今さら」って感じです。

 小沢氏が野党第一党の党首になったことにより「日本中オール保守」っぽくなってしまうので,僕個人としては,多少なりとも「革新」のイメージが残っている菅氏の方が良かったかなと思いますが,ま,どっちにしても今の民主党にはほとんど期待はしてません。

 この菅氏と小沢氏,政治経歴や政治姿勢などが対照的ですが,数少ない共通点は靖国問題。どちらも「首相の靖国参拝には反対」という点で一致しています。

 ところで,中国の胡錦涛主席は「首相が靖国参拝をやめれば首脳会談に応じる」との発言。自分の意に反する行為をするから会談に応じないってのも,ちょっと大人げない気がしますが,中国人としては,A級戦犯をまつる靖国神社に対する拒絶反応を持つのは当然の感情であり,その点は理解できます。

 反面,胡錦涛主席は「指導者個人の気持ちはわかる」と,私的な参拝は止む無しとも取れる発言。僕としては,総理大臣として「公的に」靖国を参拝するのはとんでもないと思いますが,小泉総理が「心の問題」と言うように,個人の思想信条は自由で保障されるべきと考えます。つまり,「完全な私的行為」であれば,靖国を参拝するのも,A級戦犯を愛するのも,どんな新興宗教を信じるのも,個人の「心の問題」であり,自由でしょう。

 という意味で,「完全な私的参拝」である限り,総理大臣が靖国参拝しても問題無いし,他国からとやかく言われる筋合いのものではないと思います。ただし,「完全な私的参拝」の条件とは,憲法20条第3項に書かれた「国およびその機関は,宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」を守ること。すなわち,下記すべてを満たして参拝する場合のことでしょう。
(1)休日に参拝する。
(2)もし平日に参拝する場合は,勤務時間外に,または休暇を取ってから参拝する。
(3)靖国神社への往復は,電車・タクシーなどの公共交通機関を利用する。(公用車は使用しない)
(4)玉串料は私費で支払う。
(5)参拝する/しない や,参拝する場合の日程については,総理大臣としての会見などの「公の場」では一切言及しない。

 要するに,本人が参拝したのかしてないのかが,一般人には一切わからない状態を保って,どうぞご自由に参拝して下さい・・・ってことです。メディアも,万一参拝に気づいたとしても,プライベートな行為である限り,一切報道すべきでないと思いますよ。国際問題に発展するので。

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2006年4月 8日 (土)

中断してます

 こんにちは。超多忙で徹夜状態が続いたため(もちろん,徹マンでなく仕事で),ブログ更新が中断しています。
 明日には再開の見込み。たぶん。

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2006年4月 4日 (火)

人類と地球の進化

 先日「サウンド・オブ・サンダー」っていう映画を見ました。直訳すれば「雷の音」? 意味不明です。2004年制作ですが,日本では最近封切りになった映画。あ,「封切り」ってことば,死語ですね(年配者しか使わない)。この映画,僕が好きな「タイムトラベルもの」なんですが,生物の進化をテーマにした点がちょっと珍しかったです。

 ストーリーは,タイムトラベルが可能になった近未来,6500万年前にタイムトラベルして恐竜狩りを楽しむというツアーの話。このツアー,地球上の進化が変わらないように厳格に管理されていたが,ある時,ツアー客の不注意により6500年前の地球に些細な「違い」を残し,その後の地球上の進化が大きく狂い,人類絶滅の危機を引き起こす・・・というお話。

 映画のデキはハッキリ言って「駄作」だと思います。特に結末が何ともあっけない。この話,SFの巨匠レイ・ブラッドベリの傑作短編で,原作はしっかりしていただけに,ちょと惜しい作品でした。

 それしても,人類が生まれる遙か前のちょっとした「違い」が拡大して,6500万年後には全く違った生物の進化になって現われるというのは納得。考えてみたら,今人類が存在すること自体はもちろん,今現在の人間の姿って,いろんな「偶然」が重なってできたものであり,かつ何万年もの長い期間をかけた進化の中の「ある一瞬」の姿。さらに今から何万年も経って,もし人類が生き残っていたら(その確率は低い気がしますが),その姿は今と全く違う姿になっているんでしょうね。あんまり想像したくないけど。

 さらに,何億年かの地球の歴史を考えたら,人類が生息するのに適した気候条件はほんの「一瞬」ってことですね。環境破壊や地球温暖化などの問題を聞くにつけ,人間が短期間の間に地球をここまで変えてしまっていいのかと思う反面,もっと長い時間スケールで,地球を越えたもっと大きな力で地球は変わってるんだし,細かい環境変化に一喜一憂しても仕方ない(人類はいずれ滅びる)と思ったりもします。

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2006年4月 3日 (月)

「侵略」と「進出」

 ネットの記事(asahi.com)によると,安倍官房長官は2日のテレビ番組で,中国侵略を「進出」に書き換えたとする報道から外交問題化した82年の高校社会科教科書検定について,「中韓から抗議が来て政府はそれを認めて謝罪したが,あとで『進出』と書き換えられた事実はなかったことが分かった。あの時にちゃんと調べて説明すれば良かったが,当時は反論しない方がいいということで,結果として大変な誤りを犯してしまった」と語ったとのこと。

 記事によると,当初,「侵略」が文部省検定で「進出」に変わったと報道されたが,問題となった81年度検定に限ると書き換えがなかったことが分かった。ただ,それ以前から検定作業を通じて「侵略」を「進出」などに書き直すことがあったのは事実とのこと。

 当時,教科書検定によって中国侵略を「進出」と書き改められたことは事実で,今でも記憶に残っています。かつて日本は中国を侵略したのは事実であり,「侵略」を「前に進む,乗り出す」程度の意味しか無い「進出」に書き改めたのは,相当な「詭弁」であると思いました。これ,今の教科書の記載がどうなっているのか知りませんが。

 でも,それ以上に,「81年度検定」に限定して「謝罪は間違いだった」と言う安倍官房長官の今回の発言も,相当な「詭弁」だと思いますね。またまた物議をかもしそうな発言です。安倍氏は次期総理大臣の有力候補とされているだけに,ホント心配です。この人。

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2006年4月 2日 (日)

大統領制

 「ポスト小泉」に誰がふさわしいか・・・世間でいろいろ言われてますが,しょせんこれを決めるのは自民党員。自民党の党員や議員が実質的に次期総理大臣を決める・・・なんか非常に空しいです。でもまあ,かつて自民党長老が総裁を決めていた「密室政治」の時代と比べると,マシにはなったのかも知れません。一方民主党は,後継者を「話し合い」で決めようとしているのが対照的。

 重要な問題は「住民投票」によって住民の意思で直接決めたいという思いがあるように,自国の代表はやはり自分で直接選びたいという願望は強いでしょう。このためにも,国会と内閣を完全に分離し,議院内閣制でなく国民が直接選ぶ「大統領制」が最も民主的だと思います。今,一部に憲法を変えようとする動きがあるけど,どうせ変えるならこの際,大統領制を導入して欲しいというのが僕の昔からの夢ですね。

 僕が理想と考える大統領制は,
(1)国会議員の内閣との兼務は認めない
(これによって,国会議員の「大臣になりたい病」は無くなり,純粋に「立法」の仕事に打ち込める)
(2)大統領選は「区割り」を一切しない,全国一律の直接選挙とする
(アメリカのような,奇々怪々な間接選挙はやめましょう)
(3)多選の禁止などはアメリカの例を参考にしてもいいかも
(4)選挙前に大統領候補は詳細な公約を出し,それを守ることを義務づける
(5)公約に無かった重要政策が新たに出た場合は,国民投票によって決める
(6)公約違反があった場合,有権者によるリコールも可能とする
などなど。

 1票の格差拡大と小選挙区制という,民意が完全に反映されていない今の選挙制度の下では,誰が総理大臣に選ばれても「自分が選んだわけではない」という不満が残り,悪政があった場合の「被害者意識」が消えない。その点,有権者が直接選ぶ大統領制であれば,結果に対して納得するしかないし,多少の悪政でも国民が直接選んだ「民意」だという点で「あきらめ」がつくと思いますね。

 ただ,国会と内閣が完全に独立した場合,解散権や法案の拒否権など,国会と内閣との力関係のバランスをどう保っていくかは考える必要があるでしょう。もっとも,現在の三権分立制度は,国会の多数政党が内閣を作り,その内閣が最高裁判事を選ぶという形であり,実質的には国会の多数政党が三権すべてを握っているに等しいという点は問題ですが。

 それと,直接投票の大統領制にした場合に心配なのは,ミーハー的有権者の動向に結果が左右されやすい点が気がかり。有名人だと当選しやすかったり,「話術やパフォーマンスだけが上手な人」が有利だったり。あと,直接選挙で代表を選ぶというのは,現在では地方自治体の首長を選ぶのと同じなんですが,地方政治の現状は,与野党相乗りの「共産党を除くオール与党」になってしまったところが非常に多い。もし大統領制を導入すると,国政もこうなってしまう危険性をはらんでおり,この点がちょっと心配かな。

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2006年4月 1日 (土)

全国紙「互助会」

 2日前の朝刊のトップ記事。
【朝日】元NTTデータ社員,偽造クレジットカードから現金を不正引き出し
【毎日】割りばし死亡事故,医師に無罪判決
【日経】民放の純粋持ち株会社解禁を総務省が検討
 大事件が無い日の新聞って,各社それぞれの価値観で記事の扱いを決めるってことで,それはそれでいいでしょう。

 ところで,同じ日の社会面記事に「朝日新聞社長の長男が大麻所持で起訴」というのが出ていました。この記事,前日のタブロイド夕刊紙は第1面にデカデカと大見出し。それに比べて,全国紙はごくごく小さな記事で,簡単な内容と朝日新聞社長のコメントを紹介。しかも朝日:24行,毎日:24行,日経:27行と,記事の長さも申し合わせたようにほとんど同じで,第1面のトップ記事が各社各様なのと比べると対照的。新聞社自身のスキャンダルについては,お互いに小さく扱おうという「互助会精神」なんでしょう。

 でもこれ,新聞社の社長の犯罪ではなく,社長の息子がプライベートで犯した罪。犯罪者の父親が新聞社の社長かどうかって全然関係ないですよね。記事に「朝日新聞社長の長男」なんて書く必要は全くないし,まして社長がコメントする必要もないと思います。たとえこれが総理大臣の息子であっても同じでしょう。親は親,子は子です。

 でもまあ,犯罪者の家族を取材したり私生活を暴いたり・・・というのがこれまでのメディアの姿勢だったから,自業自得と言える。その意味で朝日新聞社長には同情できないですね。

 それにしても,夕刊タブロイド紙の1面デカデカの見出しを見るたびに,もっと他に書くことないの?って思います。いつも。

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