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2006年3月 5日 (日)

旧作「キング・コング」

 昨年12月に公開された「キング・コング」の感想を以前書きましたが,最近発売された「500円DVDシリーズ」に1933年のオリジナル版の「キング・コング」があったので,買ってきて見ました。この500円シリーズのDVD,著作権が切れたような古い作品ばっかりですが,懐かしい名画も多く,タイトルを見ただけで胸躍ります。でも,昔はこの10倍ぐらいの値段でLDを買って集めたのに,ちょっと悲しい~~。

 で,あらためて見た「1933年版キング・コング」の感想。
 特撮映画の「原点」と呼ぶに相応しい,しっかりとした「作り」で,やっぱり何度見てもハラハラ・ドキドキさせてくれる映画です。上映時間は約100分と短く,最新作のダイジェスト版を見ているかのようでしたが,特に,コングが最初に現われるまでに無駄なシーンが無く,テンポが軽快で良かった。

 改めて見て気づいた点として,登場人物に中国人の船員(料理係)がいるんですが,この風貌から,アメリカ人の東洋人に対する偏ったイメージがあったのがわかって面白かった。あと,コングがヒロインの服を剥ぎ取るシーンがあったんですが,これも記憶になかったですねー。初代コング,なかなかサービス精神旺盛だったかも(笑)

 新作ではヒロインとコングの間に「愛情」が生まれるという「あり得ない」ストーリーのため,ヒロインの悲鳴シーンが5,6回しかなかったんですが,このオリジナル版での悲鳴は約65回。コングのような怪物に抱かれたら悲鳴を上げるのはごくフツーの感覚ですよね。

 この「変化」からもわかるように,どうもアメリカ映画ってのは,「動物愛」がヘンな方向にエスカレートする傾向がある。たとえば,恐竜を再生させたテーマパークを描いた1993年作の「ジュラシック・パーク」。この映画はけっこう楽しめたんですが,続編の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年)」では,肉食恐竜に対して動物愛を抱くヘンな動物学者が現われたりして,ちょっと興ざめ。そして極め付きは,「動物愛」とはちょっと違うけど,異星人との交流を描いた「E.T.(1982年)」。不気味な宇宙人との間に友情が生まれるって?・・・この映画,評判良かったみたいだけど,僕はちょっと違和感があって好きになれませんでしたねー。

 ま,アメリカ人の動物愛は大いにけっこう。だからといって他国の人がクジラを食べるのをとやかく言わないで欲しいもんですが・・・それにしても,異常なほどの動物愛を表わすアメリカ人,一方では戦争で人間を虫けらのように殺せる・・・不思議な国です。すみません,ちょっと話が脱線しました。

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コメント

古い映画となると張り切る私(笑)。
E.T.はたしかに不気味な風貌で、友人の家に遊びに行ったらE.T.の指(長〜い)のイラスト入りのマグカップがあって、物好きだな〜〜って思いました。
映画自体は面白かったですよ。ことに、ダイニングでE.T.とお母さんがニアミスするシーン。スピルバーグはさすがにうまいと思いました。

ロスト・ワールドで、危機一髪で助けが来たところに「チーズバーガーも」とジョークを飛ばすシーン、日本人には言えないセリフだなあと妙に感心しました。
私はジェフ・ゴールドブラムのファンなのでこの映画は期待して見ましたが、わざとダサくしててあんまり…でした。これよりはまだしも3作目の方が面白かった。本家本元が最高ですけどね。

投稿: dashi | 2006年3月 5日 (日) 09時58分

 コメントありがとうございます。
 「キング・コング」は生まれる前の映画でちょっと古すぎだったかな。
 E.T.・・・あんまり印象に残ってないですね。有名なラストの自転車のシーンは覚えてますが。
 そういえばエイリアンの第3作,主人公がお腹に寄生したエイリアンに愛着を感じてしまうという筋書き。これも歪んだ「動物愛」かな?

投稿: かば | 2006年3月 5日 (日) 12時36分

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