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2006年1月29日 (日)

ボビー暴れる!

 ボビーが芸能事務所で暴れて警察沙汰になったとか。真相がよくわからない「事件」ですが,この事実以上に面白かったのが,朝日新聞の見出し(といっても1段だけの小さな記事でしたが)。この見出しが「オロゴンさん,事務所で暴れる」だって。ん? オロゴンさん? 誰それ? って,一瞬わからなかったですね~。いちおう「事件」扱いなので,キチンと姓で書いたんでしょうが,なんとも律儀なことで・・・

 ボビーが暴れた原因は,金銭面のトラブルらしくて,待遇(給与)が悪いとか,事務所を通さずに仕事をしたとかいう類の話らしい。それにしてもこの「事件」,単なるワイドショーネタだとは思うんですが,ちょっといろんなことを考えさせられました。以下はボビーのことじゃなくて一般的な話。

 それまで「ただの人」だった人が,ある時から一躍有名人になる。そしてガッポリ大金を稼げるようになる。そうすると,自分の待遇(取り分)に不満を感じて雇用者側と衝突。その結果,独立・・・というのは芸能界ではよくあるパターンだと思います。カタギの会社員であるアナウンサーですら有名になっただけで独立する人が多い。でもこれ,なんかヘン。「ただの人」に芸を仕込んだり,仕事を提供したりしてきたのはプロダクション側の努力によるところが大きく,タレントに対してはそれなりの「投資」もしている筈。その結果「稼げる」タレントになったとしても,それは最前面でテレビに露出しているタレント本人だけのチカラではなく,その影で何人もの「裏方」がいて始めて成り立つ「成果」ですよ。タレント本人が一人で稼いでいるわけではないので,プロダクション側が「搾取」していると思うのは大きな勘違いでは? そのところをわかっていないタレントが,有名になったとたんに手のひらを返したように横柄な態度を取る,というのが芸能界では多いような気がします。「搾取」に当たるかどうかは採用時の「契約」次第ですが,「ただの人」の時点で結ぶ契約は,雇われ側がかなり不利な内容になっているんだろうと想像はします。

 ま,芸能界の諸事情については皆目わからないのでこれ以上の意見は差し控えるとして,世のサラリーマンも同じく「宮仕え」の身であり,このボビー事件は他人事と思えないですね。学校を出て新入社員として入社した直後の教育時期は,会社から見ればいわば「投資段階」。そしてある年数が経てば会社にとっては重要な「稼ぎ手」となる。このあたりで自分の待遇に不満があると「経営者の搾取だ!」と息巻くのかも知れませんが,ところがどっこい,ここで転職なり自立しても,成功するのはごく一部の人でしょう。だから,たとえ「搾取」と感じてもじっとガマンするのが得策。いずれは年をとって会社にとって「お荷物」になる時が来るので,定年まで何とか会社にとどまるしかない(ちょっと悲しいですが)。しかもこの時点では多くの人が「高給取り」になっている・・・というのが,これまでの終身雇用の典型的なパターン。でも,会社の体力が落ちてくると,これからは高齢者の待遇がどんどん悪くなり,終身雇用も崩れて行くんでしょう。だったら若い時に稼いだ分を返して! って言ってみたい気もしますが・・・今回のボビー騒動でこんなことを感じたりしました。では。

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コメント

芸能界だけじゃなくて、相撲界でも野球界でもそうじゃないですか? 高見山親方が曙のことをぼやいてたのを読んだことあるし。フリーエージェントが10年後にしか認められないのはこういう事情があるからだと思います。
NHKのアナウンサーが民放に引き抜かれるのは昔はよくありましたね。大損だっただろうな〜。

投稿: dashi | 2006年1月29日 (日) 10時31分

 たしかに,最近はNHKから民放へ転身するアナウンサーは減ったみたいですね。
 NHKのアナウンサー,昔は声を聞いただけでNHKだとわかるぐらい独特の発声で,キレイな声の人が多かったと思います。相当厳しい訓練を受けたんだろうと想像しますね。
 最近はNHKアナのレベルが落ちている(特に女性アナはひどい)ことに加えて,民放も「声」よりもタレント性を重視するようになったんでしょうか。

投稿: かば | 2006年1月29日 (日) 14時01分

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ボビー事務所と和解 涙の謝罪ボビー・オロゴン(本名:オロゴン・カリム・アルハジ) [続きを読む]

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