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2006年1月25日 (水)

ソフトウェア問題

 計算機システムの問題によりトラブルが頻発している東証ですが,僕もソフトウェア関連の仕事をしている関係上,この種の問題は他人事とは思えないので,今日はこれに関して書きます。もっとも,扱っている分野は違うので,ある意味シロウトですが・・・

 まず,東証で約定件数の最大限度を超えそうになって売買停止した件。「システムの制約で1日の約定件数に上限があるのは当然」との東証の見解はごもっとも。でも,こういうシステムって,ピーク時は過去最大件数の2倍以上に膨れる可能性があることを想定しておくべきでしょう。特に株式売買の場合,かつての同時多発テロみたいな事件があると,売買件数が急増することは容易に想像できます。それに,今回のケースは「1日のトータル約定件数」だけの問題であり,記憶容量の追加は簡単にできるようにしておくべきであったと思います。

 同じく株売買関連では,証券会社側で「65万円×1株」を「65万株×1円」と誤入力した問題もありました。これは入力値をシステムでチェックすることが必要なのはもちろん,それ以外にも,前日の終値または最新株価をデフォルトで入力画面に自動表示することで入力ミスは簡単に防げた筈ですね。こういった人間工学的に誤入力を起こりにくくすることも重要と思います。

 これ以外にも,鉄道はじめ公共性の高いあらゆる分野で大規模かつ複雑な計算機システムが導入されており,ソフトウェアの問題によるトラブル発生の危険性は常にあります。

 そこで思い出されるのは「2000年問題」。1999年から2000年への日替わり時,ソフトウェアの問題によりインフラの停止など社会が大混乱に陥る可能性があるかも・・・ということで,固唾を呑んで2000年1月1日0時を迎えたものですが,結果は「拍子抜け」だったのを思い出します。

 この「2000年問題」は無事通過したものの,この次は「UNIX」というOSで管理している時刻が限界値を超えるという「2038年問題」が待っています。さらにその次は「2100年問題」。2100年は,これまで4年に1度訪れてきた「うるう年」でなくなるという特別な年。この年の2月28日から3月1日への日替わり時は,「2000年問題」以上の問題になることでしょう。できれば生きてこの時を見届けたいものですが,今から94年後なので,これはちょっとムリかな。

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コメント

なんのことかよくわからないんですが、東証が取引停止したのは実はシステムの問題ではなくて、ほかに目的があったらしい(ライブドアみたいな会社がほかにもあった?)って噂も聞いたんですけどね。
きょう友人とおしゃべりしていたら、知り合いがライブドアの株を300万円分買ってたって笑ってました。他人は笑ってられるけどね〜。

「この取引はおかしくないか?」って警告が出たのに無視したんでしょ?  システムも使う人間次第では?

投稿: dashi | 2006年1月25日 (水) 16時30分

> システムも使う人間次第
→確かにそうです。でも,株の売買って,短時間に大量の注文をどんどん入力する必要があり,アラームもしょっちゅう出る。この状況で人間のミスをいかにシステムでカバーするかも重要だと思いますね。

投稿: かば | 2006年1月26日 (木) 00時56分

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